Exhibition; 'Pierre Huyghe – Untilled Host' At Espace Louis Vuitton Tokyo

エスパス ルイ・ヴィトン東京にて現代アーティスト Pierre Huyghe (ピエール・ユイグ) の展覧会が開催

Exhibition; 'Pierre Huyghe – Untilled Host' At Espace Louis Vuitton Tokyo
Exhibition; 'Pierre Huyghe – Untilled Host' At Espace Louis Vuitton Tokyo
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エスパス ルイ・ヴィトン東京にて現代アーティスト Pierre Huyghe (ピエール・ユイグ) の展覧会が開催

Exhibition; 'Pierre Huyghe – Untilled Host' At Espace Louis Vuitton Tokyo

エスパス ルイ・ヴィトン東京では、現在パリやニューヨークを拠点として制作活動を行う Pierre Huyghe (ピエール・ユイグ) による『Pierre Huyghe – Untilled Host』展を開催している。

『The Host and the Cloud』Pierre Huygue © ADAGP, Paris 2016 for the work of the artist. Photo Ola Rindal

『The Host and the Cloud』Pierre Huygue © ADAGP, Paris 2016 for the work of the artist. Photo Ola Rindal

 

エスパス ルイ・ヴィトン東京では、現在パリやニューヨークを拠点として制作活動を行っている現代アーティスト Pierre Huyghe (ピエール・ユイグ) による『Pierre Huyghe – Untilled Host』展を開催している。

本展覧会は、これまでに公開されてこなかったフォンダシオンの所蔵品を世界各所で紹介することで、より多くの人々に開かれた活動を披露していく、フォンダシオン ルイ・ヴィトンがキュレーションを担う『Hors-les-murs (壁を越えて)』プロジェクトの一環。今回は、そのコレクションから、Pierre Huyghe による2つの作品 が紹介された。

 

『The Host and the Cloud』(2009-2010) では、かつて国立民俗民芸博物館として使用されていたパリの博物館で、実際の出来事を1年かけて撮影した実験的な作品を披露。ハロウィーン、バレンタインデーそしてメーデーの3日間の様子を部分的に記録した。この作品は一つのストーリーとなっており、登場する資料館の職員に扮した役者たちは、展示コレクション、さまざまな状況、断片的に語られる物語によって変化することで、’架空の人物が不在の主体の心を巡る旅’ を表現している。

一方『A Way in Untilled』(2012)は、『dOCUMENTA 13 (ドクメンタ 13)』の会場、ドイツのカールスアウエ公園内にて撮影されたもの。頭部が蜂の群れで形成された女性像が半身を横たえた『Untilled/未耕作地 (Liegender Frauenakt/横たわる裸婦 )』 という彫刻の周りで、有機物が腐敗していく様子が映された。

『A Way in Untilled』Pierre Huygh © ADAGP, Paris 2016

『A Way in Untilled』Pierre Huygh © ADAGP, Paris 2016

 

1990年代初頭から、新たな手法による創造と展示の見せ方を考案し続けてきた Pierre Huyghe 。彼の作品は、「ライブ」のシチュエーション、フィルム、オブジェクト、写真、素描といったさまざまな制作媒体を用いて、現実とフィクションとの境界を探る。彼は、科学、SF、文学、 哲学、考古学、映画、音楽、建築、仕事と遊びの関係といった大衆文化から学究的なものまで、現代社会特有の幅広い文化的テーマを扱い、これらのアプローチはしばしば、他のアーティスト、ミュージシャン、建築家、科学者などとのコラボレーションという形で実現している。

Pierre Huyghe 特有の SF 的ドキュメンタリー映像は不思議と観るものを視覚・聴覚的な旅へと誘ってくれる。この展覧会は来年の2017年1月9日まで開催。

『The Host and the Cloud 』Pierre Huygue © ADAGP, Paris 2016 for the work of the artist. Photo Ola Rindal

『The Host and the Cloud』Pierre Huygue © ADAGP, Paris 2016 for the work of the artist. Photo Ola Rindal

 

<ピエール・ユイグ>
1962年生まれ。パリの国立装飾美術学校修了。メトロポリタン美術館 (ニューヨーク、2015年)、ポンピドゥーセンター (パリ、2013年)、ルフィーノ・タマヨ博物館 (メキシコ、 2012年)、 シカゴ美術館 (アメリカ、2010年) 等、世界各地で数々の個展を開催。また『dOCUMENTA (13) 』 (ドイツ、2012年) をはじめとする数々の国際芸術祭にも参加。2002年ヒューゴ・ボス賞受賞。2001年フランス代表としてヴェネツィア・ビエンナーレに出展し、審査員特別賞を受賞。他にも Roswitha Haftmann Award 受賞 (2013年)、Kurt Schwitters Prize (2015年) を受賞している。

<フォンダシオン ルイ・ヴィトン>
フォンダシオン ルイ・ヴィトンは、現代アートとアーティストに特化し、同様にそれらのインスピレーションを 辿ることができる20世紀の作品を扱う芸術機関。フォンダシオンが所蔵するコレクションと主催する展覧会を通じ、幅広く多くの人々に興味を持っていただくことを目指している。建築家 Frank Owen Gehry (フランク・ゲーリー) が手掛けたこの建物は、フォンダシオンのその独創的で将来の発展に目を向けた芸術への取り組みを体現し、既に21世紀を 象徴する建築物として認められている。開館から1年後には、100万人を超える来館者をフランス、そして世界各地から迎えた。 パリにオープンして以来、フォンダシオン ルイ・ヴィトンは、フォンダシオンにて実施される企画のみならず、 他の財団や博物館を含む、民間および公共の施設や機関との連携においても、国際的な取り組みを積極的に展開していくことを掲げており、所蔵コレクションを展示するスペースをミュンヘン、ヴェネツィア、北京、東京に持ち、これらのスペース、エスパス ルイ・ヴィトンのアーティスティック・ディレクショ ンを担っている。

展覧会名 Pierre Huyghe – Untilled Host
会期 2016年6月25日(土) – 2017年1月9日(月・祝)
会場 エスパス ルイ・ヴィトン東京
住所 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前 5-7-5 ルイ・ヴィトン表参道ビル7F
開館時間 12:00 ‐ 20:00
休館日 表参道店に準ずる
入場料 無料
HP www.espacelouisvuittontokyo.com
問い合わせ先 ルイ・ヴィトン ジャパン PRコミュニケーション
TEL: 03-3514-6229