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2021年春夏、最初に買ったもの <メンズ編>
my new wardrobe
2021SS vol.1
edit: mikiko ichitani
最近、どんな買い物をしましたか? — TFP が注目する人々に、リアルに購入したアイテムをヒアリングしてまわる本連載。初回はメンズ4名に、この春新たにワードローブに加えたアイテムを、セルフィースタイルで紹介してもらいました。それぞれのこだわりには、着こなしのヒントも。
2021年春夏、最初に買ったもの <メンズ編>
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「Charvet のシルクスカーフ」
recommended by
川島拓人
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1838年にパリで創業した老舗シャツメーカー Charvet (シャルべ) のシルクスカーフは、世界中にファンを抱える隠れた名品。
「鮮やかな発色とバリエーション、テカりすぎないシルクの生地が気に入っています。80cm × 80cmというサイズ感もちょうどいい。最近は、バイアス折りをしてから首周りをぐるっと一周させ、苦しくならない程度にタイト目に結んで着用することが多いです。結び目は基本隠します。自分の場合は、トップスとスカーフの色を合わせることが多いので、一見「ハイネック?」と思うぐらいの自然な見た目に。マフラーやストールと違って、つけっぱなしでいいので、かなり便利なアイテムだと思います」 川島拓人 (クリエティブディレクター/編集者)
「CMF OUTDOOR GARMENT のベスト」
recommended by
長江巧磨
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「街服」と「山服」の融合点を追求する CMF OUTDOOR GARMENT (コムフィーアウトドアガーメント)。
「最初見たとき「なにこれ?どう合わせるの?」と衝撃を受けたこのデザイン。この枯れた色がまた良くて、もの足りなさを感じるときにプラスすると、一気にオシャレになれます。古着のジャケットや、春先はロンTにも合わせたい。最近は「一生モノのカジュアル」をテーマに、 Paraboot (パラブーツ)、ALDEN (オールデン)、Lewis Leathers (ルイスレザー)、セカンドモデルの Gジャンなどを狙っています」 長江巧磨 (SHIMA HARAJUKU LEAP / Jr.STYLIST)
「Second/layer のポロ セーター」
recommended by
栁澤春馬
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メキシコの不良スタイル「チカーノ」からインスパイアされたウエアが揃う。LA拠点の Second/layer (セカンドレイヤー)。
「コンパクトなサイズ感、リラックスしたムードがお気に入り。細身のスラックスとレザーブーツを合わせて、ドレスな装いのハズしにするのも良さそうです。トレンドとは関係ないところで、もともと身体のラインに沿うシルエットが好みなので、トップスはコンパクトに、ボトムも細身のアイテムばかりに目が向いてしまいます」 栁澤春馬 (jackpot アシスタントバイヤー)
「KIDILL×Dickies のトラウザーズ」
recommended by
服部恭平
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90年代カルチャーを匂わせる KIDILL (キディル)。即興的なデザインに目がいくが、実はテーラリングや高級素材が効いている。
「最近購入したのは、KIDILL と Dickies がコラボしたパンツ。バーガンディとピンクの甘くも毒々しいカラーリングがツボでした。これにボロボロの白シャツを前だけタックインとかして合わせたいです。このパンツもそうですが、今季はマルチカラーものが気になります」 服部恭平 (写真家/モデル)