今や発色の違いだけではない。理想をかなえる最新リップ
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今や発色の違いだけではない。理想をかなえる最新リップ
new cosmetic trend in january and February
the 10 best fragrant for spring 2023
edit & text: yuko igarashi & miu nakamura
膨大な春コスメがローンチした1月・2月。その中でも注目したいのがリップのバリエーション。塗った感のないナチュラルな色、ふっくらとした唇に導く質感、スキンケア効果も兼ねるものなど。カラーやテクスチャー、そして機能性まで、思うがままの仕上がりに導くものが続々登場。毎日服を選んで着こなすように、新たな季節に向けリップの選択肢も増やしてみては?
王道リッププランパーがリニューアル
Dior (ディオール) のロングセラーアイテム「ディオール アディクト リップ マキシマイザー」は、発売から16年目になる今冬、質感とカラーバリエーションが一新して登場した。唇をボリューミーに仕上げてくれるヒアルロン酸とうるおいとツヤを与えるチェリー オイルを新配合。光沢やボリュームが素早く感じられ、24時間効果が持続するので、リップを塗り直す手間も省略できる。カラーは、ジェンダー問わず使えるピンクやヌードに加え、高発色のレッドなど多彩な全24色のラインナップでご用意。また、テクスチャーはみずみずしい見た目が特徴の「クラシック」、繊細な輝きを放つ「シマー」、きらめくグリッター入りの「ホログラフィック」、鮮やかな発色とフレッシュさを兼ね備えた「インテンス」という4タイプがそろう。
リップブラシからインスパイア
MAKE UP FOR EVER (メイクアップフォーエバー) の新しいリップのこだわりは、先端の形状。唇のカーブにもキレイにフィットするデザインだから、ワンストロークで簡単にプロのような仕上がりに。また、高濃度で配合された色素によって、ムラのない発色が約10時間持続という色もちの良さも魅力。豊富な色展開と質感から選べる「ルージュアーティストシリーズ」より、唇と一体化するようなセン
ぷるんと弾けるような唇がかなう
花蜜のようなこっくりテクスチャーのリッププランパーが誕生。高い保湿効果でツヤをチャージするメルティングフィットオイルや、水晶のような透明感を演出するクリスタルコーティング成分に加え、5種類の植物由来保湿成分を配合。また、温感成分とメントール誘導体を調合することで、唇に乗せてから徐々に温かさと清涼感を味わえるので、すっきりとした心地良いつけ心地も特徴だ。ナチュラルな発色のものから高発色まで揃う8色のカラーバリエーションは全て花言葉から着想したもの。迷った時は、好きな花言葉から色を選んでみるのもオススメ。香りは JILL STUART の人気オードパルファン「クリスタルブリーム」というのも魅力のひとつ。
口元にも使えるカラースティック
リップだと発色が強すぎるという人はマルチに使えるアイテムを使用するのも手。NARS (ナーズ) の人気アイテム「ザ マルティプル」は、クリームからパウダーへと変化する質感だから唇にすんなりなじみ、じんわりと色づく。色はどんなスキントーンにもなじむピーチピンクシェードと、あたたかみを与えるローズブロンズの2つがラインナップ。口元だけでなく、目元や頬にも使えば統一感のあるワントーンメイクに。
CBD 配合の新感覚カラーリップ
MiMC (エムアイエムシー) の新作リップは、唇荒れや乾燥を守るヘンプシードオイルと、リラックス効果のある CBD を採用したトリートメントベースの2層リップ。さらにヒマワリ種子油、野菜油など選び抜かれた天然の美容液成分を使うことで、内側からうるおっているかのようなキメの整った唇に仕上げてくれる。 外層の鮮やかなカラーで口元に血色をもたらし、内層のニュアンスカラーがシアーなツヤを演出。植物オイルエキス配合によりトリートメント効果が高いので、乾燥が特に気になる日に使用したい一品だ。
ひと塗りで高発色が実現
Elégance (エレガンス) の人気アイテムであるリキッドルージュ「ブリリアント ルージュ ビジュー」から春メイクにぴったりなピンクリップがジョイン。ツヤとクリアなカラーはそのままに、鮮やかなマゼンダピンクと、透き通るようなピンクの2色が登場する。色を定着させるオイルとピグメントを調合することで、つけたての鮮やかさを長時間キープ。また、トリートメント効果により乾燥による唇の縦ジワを防止するだけでなく、紫外線からもカバーし、うるおいたっぷりの口元に。濁りのないこの青みリップは、顔色を明るく華やかに見せてくれること間違いなし。
日本人のために作られたシアーな質感の限定色
GIVENCHY (ジバンシイ) から日本限定で発売する、自然由来成分96%*配合のリップバーム「ルージュ・アンテルディ・バーム」。また、ヒアルロン酸**やホホバオイル***などスキンケア成分も使用しているため、塗るたびにキメの整ったふっくらとした唇に整えてくれる。カラーは偏光パール入りのナチュラルなピンク「No.21」、温かみのあるウォーム・ベージュの「No.22」、ゴールドとパープルレッドのグリッターがきらめくトマトレッド「No.23」の3種類で、全て日本のために考案された限定色。リップバームならではのクリアな発色だから、ナチュラルな仕上がりがかなうだけでなく、リップ下地の工程を省けるのも嬉しい。ジバンシィ クチュールのクリエイティブディレクター Matthew Williams (マシュー・M・ウィリアムズ) のストリートウェアの美学を表現した 4G モノグラム柄のケースは思わず手に取りたくなる。
*自然由来指数96% (水0%を含む) ISO16128準拠
**ヒアルロン酸Na (保湿成分)
***ホホバエステル (保湿成分)
リップらしくない、じんわり色づく血色感
気品ある色づかいが特徴の SUQQU (スック) から、健康的なツヤとナチュラルな色味をかねたアイテムが登場。素の唇が美しく見えるような色合いで、ほんのり入った染料によって血色感が持続する。また、「ジェルポリマー」をミックスすることで、軽い使用感なのに、唇の乾燥もカバーし、ぷるんとしたテクスチャーを演出。まるでメイクしていない唇のような色づきとヘルシーな透け感を実現する。さらに通常グロスには使用しないワックスを高配合し、水分の蒸発を防ぎながらうるおいをしっかり閉じ込めるので、塗っている方が荒れにくいという美容効果も発揮。
ほんのり色づくセミマットなリップ
to/one (トーン) から、リキッドタイプのチーク&リップが登場。ぴたりとフィットするジェル美容液のようなテクスチャーだから薄く均等に伸び、素肌が透けるような透明感をもたらす。さらに、to/one の共通成分であるサボテンオイルをはじめ、アルガンオイルやスクワランなどを処方した高い保湿力も実現。なのにベタつかないサラリとした仕上がり。また、マット剤配合により、ヨレや色移りも軽減してくれるので、マスク生活にも重宝するというすぐれもの。チークで使うときは、頬の中心から外側に向かって、肌になじませるようにポンポンとのせれば、肌の内側からあふれ出るような自然な血色を演出してくれる。
太陽の光を浴びたようなクリアなテクスチャー
THREE (スリー) の2023年スプリングコレクションのテーマは「太陽のエナジー」。唇に塗布すると2層に分かれるデュアルヴェール処方で、クリアな発色をかなえる色彩層の上に、まろやかなツヤの膜が形成。そうすることで口紅の発色とグロスの輝きが両立できる。さらに、ティント効果で色もちがよいのも嬉しいポイント。単品使いでクリアな発色を楽しむのはもちろん、つけていることを忘れてしまうほど薄膜だから発色のある口紅のトップコートとしても使用可能。その日の気分で使い分けてみてはいかが?