装うことの楽しさを教えてくれる。黒木華が体現する GU と rokh vol.2

本コレクションのキーアイテムのひとつであるキルティングジャケット。今回のキーワードである“若々しさ”や“楽しさ”を表現するため、スリーブにはファスナーのあしらいを。ケープのように着こなすことができる仕様が動きを引き出すだけでなく、デニムのセットアップに遊びとメリハリを引き出す。ここでは着こなしとともに、ファッションにまつわる質問を問いかけたミニインタビューをお届けする。

―黒木さんにとってファッションとは？

自分らしさを表現できるものだし、自分の気分をあげてもらえるものです。役者をやっている上で、洋服からどういう人かというヒントをいただいたりもします。人となりをすごく表すものだなと思いますね。個性を出せるものだからこそ、 服装から自分で役柄を作っていくこともできるので、すごく面白いなと思います。

―普段のファッションはどんなところで自分らしさを表現しますか？

その日の気分に従うところですかね。基本的にユニセックスで着用できるものなど、メンズライクなスタイルが好きですが、朝起きた瞬間に今日は女性らしいフェミニンな服を着たいなと思ったら、体のシルエットが出るようなタイトな洋服を着ることもあります。アクセサリーやメイクも変えてみたり、もう今日は何もしない！と決めてボサボサっとしたヘアスタイリングにしたり。起きた時の気分に合わせて色々挑戦してみると、だんだん自分らしさが確立してくるのかなと思っています。

―今回のスタイリングで自分らしいなと思うポイントがあれば教えてください。

遊び心があるところですね。チェックのブルゾンはチャックを開けて中を見せられたり、デニムジャケットはボタンを閉めるとアシンメトリーになったり。パンツは下のボタンでロールアップして左右で長さを変えることもできる。スタンダードではなくて、どこかアクセントになるようなデザインがあって、そして、自分で自由に変えるという遊びができるところが私らしいなと思います。