私たちのセオリー、自信を与えてくれる服 vol.2 江村美咲

ひと目見ればわかるその上質な生地は、Theory が誇る「Admiral Crepe」。ドライタッチのトリアセテートで、さらりとした肌ざわりが湿気の多い時期でも快適な着心地を叶える。主張しすぎず、それでいて高級感を醸す光沢感と、ハリのある質感は、着るシーンを選ばない。まっすぐな背筋とスラリとしたプロポーションの江村には、ブラックのパンツにマニッシュなベストを合わせたシックな装いを。その凛とした姿が、Theory のコンテンポラリーな女性像を体現する。一方、ホワイトのパンツは思いっきりカジュアルに、彼女の等身大の魅力を引き出す。ベーシックなアイテムだからこそ、お気に入りのアクセサリーとも自然に調和し、自由自在なアレンジで異なる雰囲気を楽しんで。

—江村さんはプライベートでも Theory を愛用されているとお伺いしましたが、新作パンツはいかがでしたか？

私は服装の振り幅がかなりひろいので、カジュアルからフォーマルまで、どんな場面でも活躍してくれそうなところがいいなと思いました。たとえば、遠征で飛行機に乗るときは私服でもなるべく楽なパンツを履きたいけれど、スポンサーに会うような場所ではフォーマルな格好をしなければいけない。実際に自分が持っている Theory のアイテムは、こういうフォーマルな場面でよく着させていただいています。また、丈の長さがちょうどよくて、すこし余るぐらいのシルエットが好きな私には嬉しい。私の身長だと、日本ではなかなか見つけるのが難しいので。

—トレードマークの金髪がホワイトのルックにもお似合いでした！

金髪にしたきっかけは、一時期燃え尽きてしまったことがあり、そのときお休みをいただいて気分転換にブリーチしたことでした。髪型が変わると、同じコーディネートでもまったく違う見え方になりますし、今まで着られなかったものにも挑戦できるようになりました。目立ちたいからとか、イメージづくりではなく、純粋に自分が楽しくて、金髪はやめられなくなっています。

—ファッションには、気分を変えたり、自信を与えてくれる、という意味でもエンパワーメントしてくれるところがあります。

まさにそう思います。日頃からトレーニングウェアも自分が好きなものを身につけるようにしていますし、アクセサリーだって練習中でも邪魔にならない範囲で楽しみたい。お気に入りのアイテムを身につけているとモチベーションが全然違うので、人一倍こだわりは強いと思っています。

—今ご活躍されている種目についても教えてください。

フェンシングには、フルーレ、エペ、サーブルの3種目があります。私は8歳からフェンシングを始めましたが、最初はフルーレを中心に、たまにエペをやったり。そんな中、たまたまサーブルの大会優勝賞品が、当時私が大好きだったキャラクターのグッズで、それがどうしても欲しくて参加しました。その頃サーブルを専門にしている同世代の選手がほとんどいなかったこともあり、優勝することができたんです。初めての経験だったので、とても嬉しかったのを覚えています。サーブルは”突き”だけでなく”斬り”もあるため、実際にやってみるとダイナミックに剣を振れる点が魅力的に感じられ、転向を決めました。ちょうどその頃、同世代の選手たちと一緒に練習する機会にも恵まれ、自然と本格的にのめり込んでいきました。

—遠征も多いのでしょうか。

海外での試合だけで年間10回ほど大会があります。試合の合間が短い場合は合宿もあるため、日本には1年の半分ちょっとしかいられません。主な大会にはワールドカップとグランプリがあり、3月にはワールドカップが開催されるため、ギリシャとエジプト（3/28-30）に遠征予定です。その次は5月に韓国での大会が控えています。大会情報は FIE（国際フェンシング連盟）の公式サイトで確認でき、ライブ配信もされているので、ぜひチェックしてみてください。