私たちのセオリー、自信を与えてくれる服 vol.4 金子綾

ひと目見ればわかるその上質な生地は、Theory が誇る「Admiral Crepe」。ドライタッチのトリアセテートで、さらりとした肌ざわりが湿気の多い時期でも快適な着心地を叶える。主張しすぎず、それでいて高級感を醸す光沢感と、ハリのある質感は、どんなコーディネートもスタイルアップを叶えてくれる。金子がセルフスタイリングで選んだのは、同素材のジャケットを合わせたホワイトのセットアップ。一方、ネイビーのパンツはワントーンでまとめて、シックな装いに。ベーシックでありながら目を引くコーディネートの鍵を握るのは、サイズ感とディテール。ウエストはドローコードでリラックスした着心地ながら、タックを寄せることで流れるようなシルエットがエレガント。オーバーサイズになりすぎないフィット感が、今の気分を叶える。私物のサンダルやスニーカーと合わせた、気負わないコーディネートはすぐにでも真似をしたい。

—金子さんが抱く Theory のイメージは？

私にとって Theory は断然、スティックパンツ。スタイリッシュかつきれいめなパンツで、フォーマルなシーンにもコーディネートできて、スニーカーを合わせればカジュアルなスタイリングにもちゃんとはまってくれた。その当時の女性たちの働き方に寄り添って作ったパンツだったんでしょうね。それから30年が経ち、女性たちの働き方も変化した今、時代に合わせて生まれたのがこのワイドパンツなんだろうなと思いました。ラフでかちっとしすぎないのが今っぽい。ゆったりしているのに、洗練されたワイドパンツというのが、現代の女性像にフィットしてますよね。このパンツもオフィスからカジュアルまで振り幅が広そうで、すごくいいなと思いました。

—金子さんのスタイルにも変化はありましたか？

いっさい無理をしなくなりましたね。頑張ってヒールを履いたりすることもなくなった。気合いが入った感じよりも、ちょっと抜け感のあるものを、自然と選んでいる気がします。子供が2人いると、自分の時間もかなり限られてしまうので、仕事の仕方も変わりました。もとからプライベートの時間は大切にしていましたが、今はより効率よく仕事をすることを心がけています。そして、子供の長期休暇に合わせて、よくグアムに旅行に行っています。いい意味で何もないので、リフレッシュに丁度いいんです(笑)。

—仕事において大事にしていることを教えてください。

仕事では、Instagram (インスタグラム) のライブ配信や YouTube (ユーチューブ) の動画を作ることが多くて、YouTube は週2で更新しています。色々と試行錯誤した時期もありましたが、無理なく私なりに長く続けられる方法を見つけるように心がけています。無理をしても続かないので、割とありのままの自分でやらせていただいています(笑)。