lemaire
with shizuka ishibashi

白昼夢に誘われて。石橋静河が魅せるノンシャランな春色

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with shizuka ishibashi

model: shizuka ishibashi
photography: masahiro sambe
styling: chiaki utsunomiya
hair & makeup: yuka toyama
edit & text: manaha hosoda
cooporation: okurayama studio

より価値のある服を届けたいという想いのもと、揺るぎない信念とタイムレスなクオリティを放つ服を作り続ける Christophe Lemaire (クリストフ・ルメール) と Sarah-Linh Tran (サラ=リン・トラン) によるパリジャンブランド LEMAIRE (ルメール)。

ローンチされたばかりの縫製や金具を一切必要としない新作「モールデッド レザー」シリーズにも象徴される、あくなき素材への探究心、そこに付随する機能性がブランドの魅力だ。研ぎ澄まされた感性と知性、そこから立ちのぼる色香。女優・石橋静河が着るルメールの新作。(最終回/全4回)

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白昼夢に誘われて。石橋静河が魅せるノンシャランな春色

首からレザーコードでさげるのは「モールデッド レザー」のキーホルダー。3色展開で、重ねづけも◎。トップ¥66,000、バミューダパンツ ¥75,000、キーホルダー各¥34,000、シューズ¥86,000/すべて LEMAIRE(ルメール)

今回、石橋静河が足を運んだのは、石と自然の魅力を日本から世界に発信する大蔵山スタジオ。大正末期より続く採石場で、かのイサム・ノグチもここでしか採れない伊達冠石に魅了され、足繁く通ったという。広大な敷地にいくつもの文化施設が点在し、革新と伝統が息づくこの地は、クラフトを大切にし、文化に敬意を払う LEMAIRE と自然に調和する。

幻想的な景色を背に、春めくペールトーンの装いがラストを飾る。淡い色合いも可愛くなりすぎず、エレガントに落とし込むのが LEMAIRE 流。一見ドレスのように見えるが、実はノースリーブとバミューダパンツの組み合わせ。肩肘張らないノンシャランなムードが、自然体な魅力の石橋静河によく似合う。風を受けて大きく広がるドレープから素肌をのぞかせて、ヘルシーな肌見せを楽しみながら、新しい季節を迎えたい。