東京は何色?ジョックストラップのフィールドトリップ〈後編〉
what color is the city?
jockstrap
field trip in tokyo
model: georgia ellery & taylor skye
photography: kanade hamamoto
styling: hiromi toki
hair & make up: takahiro hashimoto
text & edit: manaha hosoda
「The city I met was pink (私が出会ったその街はピンクだった)」
”The City” (2018) by Jockstrap
常に新しい音楽が生まれ続けるロンドンにあって、名だたる音楽家たちを輩出してきた名門校で出会ったふたり、Georgia Ellery (ジョージア・エラリー) と Taylor Skye (テイラー・スカイ) による Jockstrap (ジョックストラップ)。その楽曲のタイトルや歌詞からも、彼らにとって街という存在が大きな鍵を握っているように見受けられる。
2023年3月、渋谷の WWW X にて、圧巻のパフォーマンスでオーディエンスを熱狂の渦へと巻き込み、初来日公演を見事に成功させた彼らに、東京の街はどのように映ったのか。名だたるメゾンからもラブコールを集めるふたりを迎えて、東京でファッションシューティングを敢行。インタビューを含めた計3記事で、ベールに包まれた彼らの魅力を探る。
東京は何色?ジョックストラップのフィールドトリップ〈後編〉
東京の雑踏にあっても、一際目を惹くふたり。彼らの眼鏡に見事かなったのは、これからさらに活躍が期待される新進気鋭ブランド。Taylor が手にとったのは、イタリア人デザイナー Luca Magliano (ルカ・マリアーノ) が2016年に立ち上げたメンズブランド MAGLIANO (マリアーノ)。アンダーグラウンドなシーンが深く根付く街、ボローニャで生まれ、イタリアのカウンターカルチャーや反骨精神を遊び心たっぷりに体現している。一方、Giorgia は中国出身のセントラル・セント・マーチンズ卒業生 SAMUEL GUÌ YANG (サミュエル・グイ・ヤン) によるアイコニックなハイカラーシャツをセレクト。現在はロンドンと上海の2都市を拠点としており、中国と西洋の文化、そして歴史と現代を融合させたハイブリッドなデザインが、彼女のミステリアスなムードをさらに強調する。