東京は何色?ジョックストラップのフィールドトリップ〈前編〉
what color is the city?
jockstrap
field trip in tokyo
model: georgia ellery & taylor skye
photography: kanade hamamoto
styling: hiromi toki
hair & make up: takahiro hashimoto
text & edit: manaha hosoda
「The city I met was pink (私が出会ったその街はピンクだった)」
”The City” (2018) by Jockstrap
常に新しい音楽が生まれ続けるロンドンにあって、名だたる音楽家たちを輩出してきた名門校で出会ったふたり、Georgia Ellery (ジョージア・エラリー) と Taylor Skye (テイラー・スカイ) による Jockstrap (ジョックストラップ)。その楽曲のタイトルや歌詞からも、彼らにとって街という存在が大きな鍵を握っているように見受けられる。
2023年3月、渋谷の WWW X にて、圧巻のパフォーマンスでオーディエンスを熱狂の渦へと巻き込み、初来日公演を見事に成功させた彼らに、東京の街はどのように映ったのか。名だたるメゾンからもラブコールを集めるふたりを迎えて、東京でファッションシューティングを敢行。インタビューを含めた計3記事で、ベールに包まれた彼らの魅力を探る。
東京は何色?ジョックストラップのフィールドトリップ〈前編〉
ロンドンの音楽シーンにおいて新世代を代表するバンドとして一目置かれる Black Country, New Road (ブラック・カントリー・ニュー・ロード) のメンバーであり、優れたヴァイオリニスト、そして奥行きのある歌声で色とりどりの世界へと誘う Georgia。自らプロデュースやミキシングを手がけ、繊細でありながら大胆不敵なサウンドの仕掛け人である Taylor。クラッシック音楽の英才教育を受けながら、抜群のセンスとともにジャズや電子音楽の化学反応を楽しむふたりの立ち振る舞いには、知性と感性、揺るぎない信念がにじむ。
着用したのは 、”ひねりの効いたウェディングパーティー”をテーマにした Acne Studios (アクネ ストゥディオズ) 2023年春夏コレクション。淡い色合いながらも、さりげなく主張するテキスタイルやシルエットの妙、そこに息づく挑戦的なアティチュードが、彼らによく似合う。