三宅一生の新たな書籍『イッセイさんはどこから来たの? – 三宅一生の人と仕事』が発売

日本が誇るデザイナー、三宅一生のドキュメンタリーと言うべく新たな書籍『イッセイさんはどこから来たの? – 三宅一生の人と仕事』が発売される。著者は、デザイナーの身近な友人でもあるクリエイティブ・ディレクターの小池一子。

これまで衣服の概念を変える数々の偉業を成し遂げてきた世界で最も影響力を持つ日本人デザイナーの一人、三宅一生にまつわる書籍は数知れないが、これまでとは一味違う新たな読み物としての一冊がお目見えした。2016年に TASCHEN (タッシェン) より発売されたデザイナーの集大成と言っても過言ではない書籍『Issey Miyake 三宅一生』。同書に収録されていた小池一子の8章にわたるエッセイが、新たに書き下ろされた第9章とともに新たな書籍として登場。数多くの展覧会の企画やディレクションを手がけ、『三宅一生の発想と展開』といった編著作でも知られる小池一子は、デザイナーを学生時代より知り、その目覚ましい活躍を長きにわたって見守り、携わってきた重要人物の一人。そんな彼女にしか描くことのできない三宅一生の仕事と人柄、そしてその時代感覚が巧みに表現された特別な一冊に仕上げられている。

本書の各章には、横尾忠則が1977年から1999年まで手がけたブランドのパリコレクションの招待状から選りすぐられた作品約30点がカラー図版で掲載。活版印刷の重厚感ある縦組みの日本語テキストと洗礼された横組みの英語テキストのコントラストが目を惹く、浅葉克己の手腕が光る装丁になっている。

『イッセイさんはどこから来たの? – 三宅一生の人と仕事』は、HeHe (ヒヒ) より12月上旬発売予定だ。また、発売を記念したトークイベントが12月13日に青山ブックセンターにて開催される。著者である小池一子は勿論、装幀を手がけたデザイナーの浅葉克己、そして本書の企画者であり、1976年から三宅のすべての活動に携わってきた北村みどりの3名によって、本書制作の話から三宅一生の仕事について、それぞれの関係性だからこそ語ることの出来る裏舞台を聞ける貴重な機会、是非とも足を運んでいただきたい。

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