「もし女性が世界を支配したなら?」ディオールとコラボした女性アーティスト、ジュディ・シカゴのインタビュー
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「もし女性が世界を支配したなら?」ディオールとコラボした女性アーティスト、ジュディ・シカゴのインタビュー
“What if Women Ruled the World?"
Dior
discusses with judy chicago
パリで発表された Dior (ディオール) 2020 春夏 オートクチュール コレクション ショーのため巨大インスタレーションを制作したアメリカ人アーティスト Judy Chicago (ジュディ・シカゴ) のインタビューが公開された。
「The Female Divine」と銘打たれたショーの舞台であり巨大なインスタレーション作品は、パリのロダン美術館の庭園に設置。1月20日に開催されたショーの後、21日から26日までの期間限定で一般公開された。メゾンのエクスクルーシヴなショー会場がそのままエキシビションとして一般公開されるのは今回が初めてのこととなった。
Judy Chicago はシカゴ出身の女性アーティストで、フェミニスト・アートのパイオニアとして知られている。今回、Maria Grazia Chiuri (マリア・グラツィア・キウリ) は、彼女によって提起された問いかけ「What if Women Ruled the World? (もし女性が世界を支配したなら?の意)」をインスピレーションにコレクションを制作した。
インタビュー動画では、シェルターであり、女神の身体を表現したという「The Female Divine」の構造やコンセプトについて作家本人が詳しく解説。インスタレーションに並んだバナーは Dior が支援しているインドの刺繍の女子学校によって制作されていることなどが明らかにされている。
また、Dior はショー開催前にアトリエの職人たちや Ruth Bell (ルース・ベル) をはじめとするモデルたちが「What if Women Ruled the World?」という問いかけに答える映像を公開していたが、新たにショーに来場したセレブリティに同様の質問を投げかけた映像を公開。Natalia Vodianova (ナタリア・ヴォディアノヴァ) や Alexa Chung (アレクサ・チャン)、作家の Chimamanda Ngozi Adichie (チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ)、『アデル、ブルーは熱い色』で知られるフランス人女優の Adèle Exarchopoulos (アデル・エグザルコプロス) らが登場している。