インディペンデントファッション誌『STUDY』がリモートで制作した最新号と髙橋恭司の写真集『ハレルヤ』を同時リリース

STUDY 7.3

「LIVING A LIFE」というタイトルがついた最新号『STUDY7.3』では、細倉真弓や山本恭平によってソーシャルディスタンシングを守り撮影されたファッションストーリーや個人のファッション文脈を紐解く「Personality」シリーズをはじめ、注目の京都出身のミュージシャン NTsKi のインタビュー、「ここのがっこう」が今のファッションに与えた影響について語る鼎談を掲載。なお、この「#7.3」は次号「#8」に至るまでの途中経過をパッケージしている、という意味を持ち、後日さらにコンテンツを加えた紙媒体の『STUDY8』がリリース予定だ。

また、髙橋恭司の最新写真集『ハレルヤ』は、髙橋が様々な都市の路上で撮影した写真をフォトグラファーの三宅英正が「複写」するという異例のアプローチを採用。作家本人とも親交の深い小説家の吉本ばななと東京都写真美術館学芸員の伊藤貴弘がテキストを寄稿するなど、見所満載だ。同作も後日、『STUDY #8』と同じタイミングで書籍化される予定となっている。

編集長である長畑宏明は、今回の「デジタルで2冊同時発表」を決めたきっかけについて「ミュージシャンの Charli XCX が、コロナ禍に反応してアルバムを制作したことに勇気をもらった」とコメントしており、『STUDY #7.3』には Charli XCX (チャーリーXCX) に関するテキストも収録。“できるだけ多くのオーディエンス”へ届けることを重視したという今回の試み、フリーとは思えない充実した内容だけにお見逃しなく。

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