南沙良が魅せるシャネル“J12”の瞬き
Chanel "J12"
with sara minami
model: sara minami
photographer: tetsuo kashiwada
videographer: pennacky
stylist: mana yamamoto
hair&makeup: ryoki shimonagata
music: big animal theory
writer: mayu sakazaki
editor: daisuke yokota
「何ひとつ変わることなく、新しく生まれ変わる」。そんな矛盾をはらんだ魅惑的な言葉とともに届いたのは、進化したシャネルのアイコンウォッチ「J12」。すべての要素を少しずつ磨きあげることで、より個性的に、より美しく生まれ変わった「J12」がそこにあった。きっと私たちが“変わらない”と感じているもののほとんどは、こうして変化しつづけることによって、色褪せない魅力を放つことができるのかもしれない。
夕暮れの柔らかな光のなかでキラリと輝くのは、ホワイトセラミックとステンレススティールを纏った新しい「J12」。そして、16歳にして自分が演じるべき役とすでに出会っている稀有な女優・南沙良。「小さい頃から違うものになってみたかった」と話す彼女は、まだ幼い眼差しのなかにある瑞々しい想像力と知性で、複雑なキャラクターを次々と表現してみせる。彼女が手を伸ばす先には、きっと私たちの想像を超えた景色が待っている。
南沙良が魅せるシャネル“J12”の瞬き
“マジックアワー”と呼ばれるほど、一瞬の刹那の間に終わってしまう夕暮れの空。その美しい瞬間は、何度出会ったとしても慣れたり飽きたりすることがなく、見るたびに不思議な気持ちになって目が離せなくなる。10代という時間を生きている“今”の南沙良の姿は、そんな感覚と重なり、まるで魔法のようにキラキラと瞬く。そして、どんな年齢も過ぎてしまえば、きっと同じように美しいのだということを思い出させてくれる。
「小さい頃から違うものになってみたくて。だから違う人になるっていうことをお仕事にしている女優さんってかっこいいなと思った。それがきっかけなんです」。人前に立つことが苦手で、人と話すことも得意じゃない。そんな彼女だからこそ、カメラの前に立つことで新しい自分に出会える。「白と黒」というふたつの顔を持つ「J12」のように、彼女のなかには何人もの女の子が住んでいる。それが女優・南沙良に惹かれる理由なのかもしれない。