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IM MEN with sosuke ikematsu

語らない強さ。池松壮亮と IM MEN が交わす余白 vol.1

IM MEN with sosuke ikematsu

model: sosuke ikematsu
photography: kodai ikemitsu
styling: babymix
hair & make up: ayumi naito
edit: nonoka nagase & miu nakamura
text: nonoka nagase

大袈裟な演出も、雄弁な言葉もいらない。シンプルなのに視線を奪う── IM MEN (アイム メン) の服には、そんな “語らない強さ” の説得力がある。2021年の立ち上げ以来、創業者・三宅一生が掲げた「一枚の布」という視点を軸に、デザインとエンジニアリングの両面から、“男性のための新しい日常着” の可能性を広げてきた IM MEN。形を決めつけず、着る人の姿勢に委ねること。そして完成するそのクリエイションには、計算尽くされた機能性と、着る自由の余白が同居する。

池松壮亮という俳優は、その “語らない強さ” を自然体のまま証明するような存在だ。役を演じるというより、その人物として呼吸をしているように映る。撮影当日も、カメラの前で、ただそこに在るという佇まいだけで、景色の意味を塗り替えてしまうような不思議な魅力があった。彼の歩幅や肩の傾きひとつが、服の表情を静かに変化させる。凛とした静けさを纏う池松壮亮の姿と、IM MEN の余白の美学が、都市の中でそっと交差する (第1回/全4回)。

IM MEN with sosuke ikematsu

語らない強さ。池松壮亮と IM MEN が交わす余白 vol.1

パリで初のショーとなった2025/26年秋冬コレクション “FLY WITH IM MEN” では、自由な発想であらゆる境界を越え、人々に新しい視点と解放感を届けたいという意志が込められた。その想いは卓越した素材への探究心と、挑戦的なデザイン工程にも表れる。

しなやかなシルエットを描くコート「HERON」には、衣服への使用は世界初となる、100%植物由来の原料を基にした人工皮革スエード「Ultrasuede® (ウルトラスエード®)」を採用。切削加工によってグラデーション状に開けられたミリ単位のドットは、深みのある生地が揺れるたびに、軽やかな空気を添える。ボタンの留め方ひとつで輪郭が変わる様も、着る人を選ばない IM MEN ならではの設計。

コート HERON ¥330,000、 ニット SEAMLESS WASHI KNIT ¥55,000、シャツ WINGS SHIRT ¥66,000、パンツ FLY WOOL ¥71,500、シューズ SWIFT FLYFRONT ¥55,000、ストール *参考商品/全て IM MEN (アイム メン)

コートから覗くのはメランジ調のニット。和紙の清涼感と、リサイクルポリエステルのふくよかな弾力が重なり合う、チャコールグレーの「SEAMLESS WASHI KNIT」には、どこか余裕を感じさせる淡いイエローの 「WINGS SHIRT」を差し込んで。パンツの「FLY WOOL」は、カットジャカードを同色で施すことで奥行きが生まれ、歩みにあわせて表情を変える。ブランド独自のテキスタイルは、袖を通すことでしかわからない美しさが宿っている。