パグメントの新キャンペーン “What is this?” がスタート

「創造は日常の中にある発見や問いから生まれ、クリエイターだけでなく全ての人が持つ可能性に開かれている」ことを伝える本キャンペーン。現在ローンチに先駆けて、服部一成のアートディレクションによるキャンペーンビジュアルとTシャツが解禁されている。5月15日より美術館やギャラリー、美術大学、専門学校、書店などでフライヤーを配布、オリジナルTシャツを公式オンラインストアや書店で発売する。

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“What is this?” は、PUGMENT がブランド設立初期の2014年にスタートしたプロジェクト “MAGNETIC DRESS” (路上に落ちている服の写真から制作したコレクション) の時から掲げる理念だ。「路上に落ちている服は、持ち主が落としてから発見されるまでの間に、それ自体が持つブランドなどの記号性や属性を失うことで正体不明な存在になります。服の写真とともに “What is this?” と問い続けるのは、普段わかっていると思い込んでいるものごとのの中に問いを持つことが、クリエイティブであると信じているからです」と PUGMENT はいう。

このほか、古着のミリタリーウエアを燃やした灰をシルクスクリーンプリントした “IMAGE”、ビル広告に使用されるターボリンにファッション広告を印刷して服に仕立てた “Scrap” など、既にある価値・環境・情報について別の視点を持つための衣服を PUGMENT は発表してきた。まるで固まった粘土を PUG (＝こねて)、水で柔らかくするように。不変のブランド理念を改めて投げかける PUGMENT のキャンペーンの行方に注目したい。