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announces the finalists for craft prize 2023

ロエベ財団主催のクラフトプライズ 2023ファイナリスト30名が決定! 日本からは最多6名が選出

Aranda\Lasch & Terrol Dew Johnson (アメリカ)『Desert Paper 18』

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Feb 15, 2023 4:30 PM

ロエベ財団主催のクラフトプライズ 2023ファイナリスト30名が決定! 日本からは最多6名が選出

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LOEWE (ロエベ) 財団が、クラフトプライズ 2023のファイナリスト30名を発表。日本からは、国別最多の6名が選出された。ファイナリストの作品は、5月17日からニューヨークのノグチ美術館で展示される。

クラフトプライズは、現代のクラフトマンシップにおける卓越性、芸術性、革新性を称えるため、2016年に LOEWE 財団により創設された。LOEWE のクリエイティブディレクター Jonathan Anderson (ジョナサン・アンダーソン) が考案したこの賞は、今日の文化におけるクラフトの重要性を認識し、その才能、ビジョン、革新性によって、未来の新しい基準となり得るアーティストへの評価を目的としている。

第6回目となる本賞は、本質を追求し、時間をかけたテクニックと、巧みな素材使いを探求した作品が選ばれた。今回の候補作には、トロンプルイユ (だまし絵) の技法を用いた作品や、光や素材などから、効果的に反射度合いを変化させて動きを出した作品など、思いがけない形や色彩、素材が登場し、遊び心と驚きを与えている。今年は、117の国と地域を代表する職人の2,700を点を超える応募作品があり、16カ国からファイナリストが選出された。彼らの作品は、陶芸、木工、テキスタイル、家具、かご細工、紙、ガラス、金属、ジュエリー、漆、革、製本など様々な分野、原料で製作されている。13名の審査員は、技術的な達成度、技能、革新性、芸術的なビジョンなどの観点から、優れた作品を選び出した。

志観寺愛 (日本)『Reflection』

Aranda\Lasch & Terrol Dew Johnson (アメリカ)『Desert Paper 18』

Claire Lindner (フランス)『Buisson n° 2』

Dominique Zinkpe (ベナン) 『The Watchers』

Dong Han (中国)『Rebirth』

稲崎栄利子 (日本)『Metanoia』

Giorgi Danibegashvili (ジョージア)『Naked』

Healim Shin (韓国)『As Time Goes Rain Falls – Plane』

Inchin Lee (韓国)『Large Vessel (faceted)』

Jaiik Lee (韓国)『Transition Ⅶ』

Jana Visser (南アフリカ)『In the Almost』

Johannes Kuhnen (オーストラリア)『Vessel – ed Centre』

珠数かおり (デンマーク)『108 POINTS OF VIEW』

Keeryong Choi (イギリス)『Daam Dah 2022』

本間健司 (日本)『Contours of Past 2022』

Kristin Mckirdy (フランス)『Untitled, 2018』

Kyouhong Lee (韓国)『Trace of Time』

Lene Bodker (デンマーク)『Worthy; Walking Stone; Slice of Something Bigger』

Liam Lee (アメリカ)『Chair 11』

Luz Moreno Pinart (スペイン)『El Retiro』

Mabel Pena (アルゼンチン)『Wetlands』

Maina Devi (インド)『Lehrata – Khet』

井本真紀 (日本)『Torus of Powdered』

渡部萌 (日本)『Transfer Surface』

Nathalie Doyen (ベルギー)『Pays Cabi』

Prue Venables (オーストラリア)『Black Triangulated Form』

中場信次 (日本)『Rose Branch』

Tanya Aguiñiga (アメリカ)『Matriarchal Womb』

Wanbing Huang (中国)『The Entrophy Reduction of Hundun』

Woosun Cheon (韓国)『Open Vasa0622』

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Jonathan Anderson は、本賞創設時に「クラフトは LOEWE の真髄です。メゾンとして、私たちは最も純粋な意味でのクラフトを追求しています。それが私たちの現代性であり、常に関連性を持ち続けるのです」と述べている。

また、スペインの大手新聞 El País (エル・パイス) 紙の建築、デザイン担当評論家 Anatxu Zabalbeascoa (アナチュ・サバルベアスコア) 選考委員長は、選考について「第6回を迎えるにあたり、この賞の性格を確立した以上、我々は扉を開くべきであると感じています。そして、非西洋的な生命力溢れる美学を分析し、造形的なクラフトにアプローチすることで、芸術への野心的なクラフトの概念をさらに明らかにすることができ、嬉しく思っています」と述べた。