実験音楽の祭典「MODE 2024」が開催。インキャパシタンツを始めとする計8組が東京に集結
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実験音楽の祭典「MODE 2024」が開催。インキャパシタンツを始めとする計8組が東京に集結
MODE 2024
to be held in Tokyo
実験音楽、オーディオビジュアル、パフォーミングアーツを紹介するイベントシリーズ 「MODE」 が、6月1日(土)から9日(日)まで都内複数会場にて開催される。今年は国内外で活躍する8組のアーティストをフィーチャー。パフォーマンスに加え、今回よりローンチされる住空間での音楽体験を楽しむプログラム「SOUND CEREMONY」も実施される。
2018年にロンドンでスタートした実験音楽の祭典「MODE」は昨年5月に東京に初上陸し、12月には新大久保の淀橋教会にてスピンオフ企画が行われた。2年目となる今回は、計8組のアーティストが出演する4つのプログラムが計画されている。
開幕を宣言するのはノイズミュージックをテーマにしたプログラムである。日本のノイズミュージック界の創成期から活躍する INCAPACITANTS (インキャパシタンツ) に加え、デンマーク出身の実験音楽家 Puce Mary (ピュース・マリー) や、東京を拠点とするマルチインストゥルメンタリスト Yuko Araki (ユウコ・アラキ) が出演。ノイズミュージックの変遷を体感できる内容となっている。
6月3日、4日の会場となるのは、かつて日本の前衛芸術の拠点として知られた草月ホールだ。3日はジャンルを超越した表現で知られる韓国人チェリストの Okkyung Lee (オッキュン・リー) と、音響的な探究を続ける実験音楽家 FUJI|||||||||||TA (フジタ) がパフォーマンスを披露。4日にはノルウェーのサックス奏者 Bendik Giske (ベンディク・ギスケ) が初めて日本で演奏するほか、日本を代表するフリージャズサックス奏者の坂田明、ロンドンを拠点とするパーカッション奏者 Valentina Magaletti (ヴァレンティーナ・マガレッティ) も出演する。
そしてフィナーレを飾るのは、ホームリスニングプログラム 「SOUND CEREMONY」 である。モダニズム建築の巨匠・吉村順三が戦後の日本を牽引したピアニスト・園田高弘のために建てた邸宅にて実施されるのだが、住所は非公開となっておりミステリアスな雰囲気が漂う。世界中のユニークなアーティストが集うこの貴重な機会を、ぜひお見逃しなく。