アジア人トップモデル、Soo Joo Park (パク・スジュ) インタビュー
Soo Joo Park
韓国人モデルの Soo Joo Park (パク・スジュ) が、L’Oreal Paris (ロレアル・パリ) のブランドの顔であるグローバルスポークスパーソンに抜擢された。世界最大と言われるビジネス規模を誇る同ブランドのスポークスパーソンにアジア人が任命されるのは史上初。
アジア人トップモデル、Soo Joo Park (パク・スジュ) インタビュー
Portraits
韓国人モデルの Soo Joo Park (パク・スジュ) が、L’Oreal Paris (ロレアル・パリ) のブランドの顔であるグローバルスポークスパーソンに抜擢された。世界最大と言われるビジネス規模を誇る同ブランドのスポークスパーソンにアジア人が任命されるのは史上初。
破竹の勢いを見せるアジア人トップモデル、Soo Joo Park はこれまでに Chanel (シャネル) をはじめ数々のトップメゾンのランウェイ、キャンペーンに登場している。
今回の起用に関して、L’Oreal Paris のグローバルプレジデントの Cyril Chapuy (シリル・チャプイ) は「従来の美の概念を覆すユニークなルックと、エフォートレスかつクールな出で立ちを持ち合わせた唯一無二の存在である彼女を L’Oreal Paris のファミリーに迎え入れることを光栄に思います」と語っている。
以下、アジア人初という快挙を成し遂げた Soo Joo Park の、パリから届いたインタビューとビジュアルをノーカットで紹介する。
– L’Oreal のスポークスパーソンに選ばれた心境はいかがですか?
L’Oreal といえばビューティーの世界で多大な影響力を持っているとともに、世界中で手に入るという点でも強大なブランドです。(スポークスパーソンに選ばれて)もちろん、この上ない光栄というほかありません。それと同時に、今回の起用では素晴らしいチームとともに仕事を出来るということも大きな意味を持っています。彼らは本当の家族のような存在です。彼らは、世界中の女性が自身の美しさ、そして自分自身の価値を信じてほしいと願っています。
– 「あなたにはその価値があるから」というブランドのキャッチフレーズをどう思いますか?
あなたにはその価値があるから。私が言い表したい全てのことがこのフレーズに集約されています。私が私であること。そしてあらゆる物事における“最も価値のあること”を享受する価値があるということ。これらは世界規模における総意であると同時に、自己の価値を認め、それぞれのカリスマを信じるということを意味しています。
– 今回スポークスパーソンの打診があった時の率直な感想を教えて下さい。
まず、唖然としたのを覚えています。しかし次の瞬間には身震いするような興奮、そして光栄に思う感情が沸き上がってきました。ビューティーブランドの顔になるということはモデルにとって理想のゴールだと感じていました。L’Oreal は世界的にも最高水準の美を提供するブランドなので、そのスポークスパーソンに選ばれたということを誇りに思い、またアジア人初の起用という点では責任を感じています。美の多様性を体現するということは、それほど大きなことだと感じました。
– 美の秘訣はありますか?
ありますが、教えられません。
– ブロンドにしようとおもったきっかけは?
変わりたいと思ったのが最初のきっかけです。当時私のエージェントの Roman Young に勧められて、プラチナブロンドにしました。3年前のことです。
– ビューティーアイコンはいますか?
マリリン・モンロー。アイコンというイメージを大きく変えた人。
– 毎日の“ビューティー・ルーティーン”について教えてもらえますか?
仕事柄、旅をすることが多いので、習慣もそれによって変わります。変わらないのは、寝る前にメイクをしっかりと落とすということです。 L’Oreal の「スキン・パーフェクション」シリーズのピューリファイング・ワイプを毎晩使っています。フライトが続いた時や、ファッションウィークが終わった時に肌をいたわるのに絶好のアイテムです。
– 今使っている L’Oreal の製品は?
「スーパースター マスカラ」にめっぽう惚れ込んでいます。劇的な効果があると当時に、女性であるということを強く感じさせてくれます。他には「スキン パーフェクション」シリーズのパーク・アップ クリームは、薄付きなのにスキントーンを明るくしてくれて、なおかつSPFも配合した秀逸なベースクリームです。
– レッドカーペットに出席する時のメイクアップについて教えて下さい。
ほとんどがミニマルなメイクです。リップメイクかアイメイク、どちらかにポイントを置きます。セクシーなキャットアイか、もしくは大胆な色のリップスティック。個人的には「カラー リッシュ」シリーズのマットな赤が好きです。
– ダイエットはしていますか?
ジムに週2回行くように心がけています。
– 時差ぼけと戦うコツは?
アイマスクとメラトニン (睡眠ホルモンを活性化する成分) のサプリ。
– メーキャップアーティストから受けたアドバイスで心に残っているものは?
どんな状況においてもサンブロックは死守するということ。
– 朝起きて時間が無い、そんな時3秒でも出来るメイクのアドバイスは?
コンシーラーで目の下をブライトアップする。時間があればアイラッシュカーラーも出来ればバッチリ。
– モデルのキャリアについて教えてもらえますか?
実を言うと、モデルになりたいと思ったことはありませんでした。自分がモデルになるなんて考えてもみなかった。でも幼い頃からファッションが好きでした。小さな頃、お金を貯めて『Vogue』や『Elle』を買っていたのを覚えています。
– ファッションの世界で特に尊敬している人は?
Karl Lagerfeld (カール・ラガーフェルド)、Jeremy Scott (ジェレミー・スコット)、あとは Carine Roitfeld (カリーヌ・ロワトフェルド)。
– モデルとして成功した気分は?
この上なく幸運に思います。それと同時に、常に次のことで頭がいっぱいです。
– これまでのキャリアで最も記憶に残っているのは?
Chanel (シャネル) の2013年春夏コレクションにおいて、独占でブッキングを受けたこと。同時期に「Little Black Jacket」のエキシビションが開催されていたので、その撮影に参加したのも大きな転機でした。奇しくも、私にとって記憶に残る出来事はどれもパリで起きるようです。
-あなたのスタイルとは?
何でもあり。でも、何でもかんでも詰め込むのはNG。
– モデルを夢見る人にアドバイスをするとしたら?
モデルの仕事は華やかに見えますが、その裏では大きな努力、そして忍耐力が求められることを忘れてはなりません。常に経験を大切にし、自分と向き合うこと。自分に向き合って突き進めば成功はやってきます。
– 自信を与えてくれるものはありますか?
自信はいつも、その人の中から生まれるものだと信じています。
– 好きなアーティストはいますか?
Cindy sherman (シンディ・シャーマン)、Trancy Emin (トレイシー・エミン)、安藤忠雄、Olafur Eliasson (オラファー・エリアソン)、Bjork (ビョーク)、Gerhard Richter (ゲルハルト・リヒター)。
– 好きな映画は?
Wes Anderson (ウェス・アンダーソン) の「Rushmore」、Jim Jarmusch (ジム・ジャームッシュ) の「Only Lovers Left Alive」、Amy Heckling (エイミー・ハックリング) の「Clueless」。
– 好きなテレビは?
「Girl’ and Broad City」。
– 好きな本は?
Charlotte Bronte (シャーロット・ブロンテ) の「Jane Eyre」。
– 休暇を過ごすなら?
メキシコのトゥルム!行ったことが無いから、今年の春に行きたい!
– これだけはやめられないという“自分だけの楽しみ”は?
大変な仕事が終わった後のワインやカクテルは格別。
– これが無ければ生きていけないというものを3つ挙げるとすれば?
ビオチンのサプリ、友人、音楽。
– 自分自身を3文字で表すとしたら?
“Tenacious creative unconventional (頑固、クリエイティブ、型破り)。”
– 今日の一言を表すとしたら?
“Carpe Diem (今日を楽しめ)”。
– 自分自身を局で例えるとしたら?
Drake (ドレイク) の「Started from the Bottom」。
– タトゥーは入ってる?
入ってないです。“no tattoo is new tattoo”。タトゥーを入れないという言葉を胸に刻んでいます。
– もし夢のディナーを計画するとしたら、どんな人を呼ぶ?
David Bowie (デヴィッド・ボウイ)、Andy Warhol (アンディ・ウォーホル)、Salvador Dali (サルヴァドール・ダリ)、John Lennon (ジョン・レノン) と Yoko Ono (オノ・ヨーコ)。夢はあくまで夢のままです。