女優 Renée Zellweger (レネー・ゼルウィガー) インタビュー
Renée Zellweger
僕らの「ブリジット・ジョーンズ」が帰ってきた。バカ正直でおっちょこちょい、優柔不断なのに頑固、そして途方もなくポジティブ。究極の “ガール・ネクスト・ドア” は、今月末に公開される最新作『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』において果たして幸せを手にすることが出来たのか。
女優 Renée Zellweger (レネー・ゼルウィガー) インタビュー
Portraits
僕らの「ブリジット・ジョーンズ」が帰ってきた。バカ正直でおっちょこちょい、優柔不断なのに頑固、そして途方もなくポジティブ。究極の “ガール・ネクスト・ドア” は、今月末に公開される最新作『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』において果たして幸せを手にすることが出来たのか。
そんな心配とは裏腹に、本作は見違えるような理想の体型を手にいれ、テレビ局でプロデューサーとしてバリバリ活躍するシーンで幕を開ける。そして家に帰ってケーキにささったロウソクを一人で消す。良かった、やっぱり変わってなかった。
この独りぼっちのバースデーシーンがあまりにリアルで笑えましたと Renée Zellweger (レネー・ゼルウィガー) 本人に伝えると「きっと同じ気持ちの人が他にもいるはずだから安心して!」と笑う。その愛らしい姿はまるで映画の中の「ブリジット・ジョーンズ」そのもの。ただし着ているのはトナカイのセーターではなく、Oscar de la Renta (オスカー・デ・ラ・レンタ) の素晴らしいドレスだが…
— まず初めにこれだけ言わせて下さい。おかえりなさい!
あら、ありがとう!あなたってとってもスイートだわ!
— 前作『ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月』から12年 (日本での公開は2005年なので11年)、待望のカムバックを果たした今の心境はいかがでしょうか?
もちろん、ワクワクしているというほか無いわ!久々に日本に来れたということもあるし、あと今回の映画では「ブリジット・ジョーンズ」にも色々と変化があったようだし、それらの成長をたくさんの方たちに見てほしいと願ってるわ。
— 撮影中、最も印象に残ったシーンについて教えてもらえますか?
全部楽しかった、というのが正直なところだけど、特に覚えてるのは橋のシーンね。
— 2人に抱きかかえられて運ばれるシーンですか?
そうそう!あのシーンは確かに印象に残ってるわ。私を抱えてくれた俳優の2人にとっても印象に残ってるはずよ。大変だった、っていう意味で (笑)
— 本作でも、誰しも頷かずにはいられない「あるある」シーンが盛りだくさんでした。
そうね、「ブリジット・ジョーンズ」の魅力はなんといっても、誰もが共感できるところだと私も思うわ。誰しも時には不安を感じたり、迷いが生じることがあるはず。そんなとき、「大丈夫、あなただけじゃないから!」って笑い飛ばしてくれるような存在ね。
— 第1作目から述べ15年、もはや本シリーズとあなたのキャリアは表裏一体のようにも見えますが、私生活で自身の「ブリジット・ジョーンズ」的な側面を感じることはありますか?
厳密に言うと、第1作目の撮影がはじまったのが2000年のことだから16年ね!そして、当然ながら、私生活でも四六時中「ブリジット・ジョーンズ」よ!
— 例えばどんなときに “彼女” は顔を覗かせるのでしょう?
レッドカーペットなんて最たるものね。素敵なドレスを着てすまし顔をしなきゃいけないんだけど、内心ではドジをしないかいつだってヒヤヒヤしてるの。後で「あんなコメントしなきゃよかった」と後悔することもしばしばあるわ。
— そうだったんですね!普段のレッドカーペットであなたがそんな風に考えているとは、微塵も気付きませんでした (笑)
次のレッドカーペットの時によーく目を凝らしてみて。多分私、凄く不安そうな顔してるから (笑)
— 何かと失敗やドジの多い「ブリジット・ジョーンズ」ですが、それと同時に意志の強さもまた魅力のひとつです。とくに中盤で「誠実さが評価される時代が絶対に来るはずよ!」と言い放つシーンなんか、爽快でした。
すごい、よく覚えてるのね!
— そして先のフレーズに続いて「ソーシャルメディアで素敵なライフスタイルアピールすることよりも、誠実であることが大事だ」と。まさに自分のことを言われているようでした。というより今のティーンエイジャーにも共通することですが。
そうね、ミレニアル世代のことは実はよく分かってないから、あまり大きなことは言えないけど…確かにソーシャルメディアによって情報の質よりも、量や速さが重視されるようになっていると感じるわね。それはもちろん社会的なインフラによるものが大きいから、良し悪しを簡単に判断出来ることではないけど、どんな時代においても誠実であること、そして本質的であることは重要なはずよ。
— 全くの同感です。
正直こんな質問されると思ってなかったから驚いたわ (笑) あなたたち、何ていう媒体なの?
— あ、申し遅れました『The Fashion Post』っていうファッション媒体です!ウェブです!
あら、ファッションのこと何も話してないけど大丈夫?(笑)
— そうでした…では時間もあまり無いようなので、一言だけ。あなたのファッションスタイルを一言で表現するとしたら?
“Comfortable (快適であること)”!
— バッチリです!ありがとうございました!
作品情報 | |
映画タイトル | ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期 |
原題 | Bridget Jones’s Baby |
監督 | Sharon Maguire (シャロン・マグワイア) |
脚本 | Helen Fielding (ヘレン・フィールディング)、Emma Thompson (エマ・トンプソン)、Dan Mazer (ダン・メイザー) |
出演 | Renée Zellweger (レニー・ゼルウィガー) 、Colin Firth (コリン・ファース)、 Patrick Dempsey (パトリック・デンプシー)、Jim Broadbent (ジム・ブロードベント)、Gemma Jones (ジェマ・ジョーンズ)、Emma Thompson (エマ・トンプソン)、 Dan Mazer (ダン・メイザー) |
原作 | Helen Fielding (ヘレン・フィールディング) |
配給 | 東宝東和 |
製作年 | 2015年 |
製作国 | イギリス |
提供 | LFDLPA Japan Film Partners (ビターズ・エンド、バップ、WOWOW) |
上映時間 | 123分 |
HP | bridget-jones.jp |
© Universal Pictures. | |
2016年10月29日 (土) より全国ロードショー |