個性を操る。窪塚愛流がヘルノと迎える冬 vol.3
ファッションの多様化が進み、個々の表現を重視したスタイルが主流となりつつあるこの頃。かつてアウターウェアのブランドとして成長を遂げてきた、イタリアのブランド HERNO (ヘルノ)は、そんな時代の風潮に寄り添い、アウター以外のワードローブを構成するアイテム or アイコン的なアイテムに次々と着手。固定概念にとらわれず、自分らしく、自由な発想で楽しめる洋服づくりに主眼を置いてきた。
2024年メンズ秋冬コレクションは、ニットストールやシューズなど充実したラインナップに加え、素材やパターンのバリエーションも豊富に揃う。 また、HERNO のアウターにも使用している撥水グロッシーナイロンに、ダウンを入れたベルトバッグが登場するなど、伝統を踏襲しつつモダンにアップデート。
袖を通したのは、新世代の俳優として際立った存在感を放つ、窪塚愛流。数々のドラマや映画に出演し、今年は初の舞台にも挑戦。活躍の幅をさらにひろげ、毎度驚きをもたらしてくれる彼が、 HERNO のコレクションを自在に着こなす。(第3回/全4回)。
HERNO
model: airu kubozuka
photography: genki nishikawa
styling: shohei kashima
hair: kazuhiro naka
make up: dash
edit & text: natsume horikoshi
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柔らかな風合いのダブルブレステッドコートは、起毛したキャメルヘアの吸湿性と発散性が特徴的で、機能性を兼ね備える。中に忍ばせた平編みニットのベストは、アルパカ、ナイロン、ウールの混紡素材でできているため、心地よい肌触りと快適な暖かさが全身を包み込む。同色のニットスカーフとリンクさせ、トラッドな装いを意識してとことんロマンチックに。