今週のTFP的おすすめ映画
TFP的
おすすめ展覧会
「今、観るべき」「今からでも観れる」映画を月替わりでご紹介。東京都心で公開中の映画を中心に、
The Fashion Post (ザ・ファッションポスト) 編集部おすすめの作品を、大型シネコンからミニシアターまでセレクト (毎週火曜更新)。
1/2026
KINYA「COLOR CODES ⅡBY KINYA」
ニューヨークでキャリアを築いた後、現在は東京を拠点に数々のファッション誌や広告で活躍する写真家・KINYA。2度目となる個展「COLOR CODES ⅡBY KINYA」では、前回に引き続き、メイクアップアーティストの TAMAYO YAMAMOTO とのコラボレーションを通じて、「顔」というもっとも身近なキャンバスに色彩と質感を重ね、新たなストーリーを紡ぎ出す。約1680万色からなる色の符号体系に由来する「COLOR CODES」をテーマに、色彩の階調や光の温度、肌の息づかいが織りなす写真表現を模索したアート写真を展開。KINYA が丁寧に切り取る強烈な美と、無限に広がる色の魅力に触れてみてほしい。
会場: NICK WHITE GALLERY
住所: 東京都港区南青山6-3-14 サントロペ南青山202
会期: 1月30日(金)〜2月15日(日)
時間: 12:00-19:00
HP: nickwhite.tokyo
工藤司「he was, he is」
写真家として、そしてファッションブランド kudos (クードス) のデザイナーとしての顔も持つ、工藤司。2025年に東京でも開催された本展「he was, he is」では、彼の約10年にわたる活動を振り返り、自身のアーカイブをもとに再構成した作品群を展示。会場では、台湾を代表するグラフィックデザイナー Aaron Nieh (アーロン・ニエ) がデザインを手掛けた、工藤司の初の作品集『he was, he is』や、パブリッシングギャラリー「写場」と協働したTシャツとノートを限定販売する。また、写真集の中にも被写体として登場し、工藤が撮り続けているモデルの Neo Nonoyama のイラストを用いた両氏のコラボレーションTシャツも初めてお披露目される。写真家・工藤司が刻んできた10年間の軌跡をその目で確かめてほしい。
会場: 本屋青旗
住所: 福岡市中央区薬院3-7-15 2F
会期: 1月24日(土)〜2月15日(日)
時間: 11:00-19:00
休廊日: 水
HP: aohatabooks.com
トウメイ「Looking at glasses without precon ception」
ガラスアーティストとして活動していた和田朋子と高橋漠が、福岡県宗像市にスタジオを設立してスタートしたガラスウェアブランド TOUMEI (トウメイ)。本展「Looking at glasses without precon ception」では、TOUMEI を代表するガラスウェアの一部ラインナップに加え、T-HOUSE New Balance (ティーハウス ニューバランス) の場づくりやスニーカーの構造から着想を得たヴィンテージの型板ガラスを用いた3タイプの照明作品を紹介する。ミニマルでありながらユニーク。光が遊ぶような浮遊感を感じさせる作品を、限定数にて展示・販売する。アップサイクルの発想、素材へのリスペクト、伝統の現代的な解釈という共通点を通して、両者のクラフトマンシップを肌で感じてみて欲しい。
会場: T-HOUSE New Balance
住所: 東京都中央区日本橋浜町3-9-2
会期: 1月16日(金)~2月24日(火)
時間: 金〜火 11:00 – 14:00、 15:00 – 19:00
休廊日: 水・木
HP: company.newbalance.jp
柏木瑠河「Emergence」
写真表現を軸に、彫刻や音楽など幅広いメディアを横断するアーティスト・柏木瑠河。恵比寿映画祭 地域プログラムの一環として開催される個展「Emergence」では、前作「Objects in Flux」シリーズで扱われた「流動するものたち」のその先へと視線を向けた作品を発表する。廃材や日用品は、人間にとって用途を失うと、ただの物質へ立ち返る。しかし、それをカメラを通じて継続的に観察していくといつの間にかその物自体が持つ形や重なりの変化に気づかされる。撮影の対象が、静止した物から動物や光といった「動く存在」を追うドキュメンタリーへと移行するとき、物質と生命の境界は揺らぎ、可視化される。鑑賞者を、世界をありのままに見つめる「観察者」へと誘う柏木の最新作を、ぜひその目で確かめてほしい。
会場: LAID BUG
住所: 東京都渋谷区代官山町2−3 B1F
会期: 1月30日(金)〜2月14日(土)
時間: 13:00-20:00
休館日: 月
HP: www.laidbug.com
「DIESEL ART GALLERY BOOK MARKET」
アートブックイベント「DIESEL ART GALLERY BOOK MARKET」では、東京の選りすぐりのブックストア・出版社とともに、新たな本との出会いの場を創出。アートブック、写真集のみならず、デザイン、音楽、サブカルチャー、アンダーグラウンドカルチャーをフィーチャーした書籍など、エッジの効いた作品を展示・販売する。参加するのは、神保町の Bohemian’s Guild (ボヘミアン・ギルド)、福生の Cha Cha Cha Books (チャチャチャ・ブックス)、鶯谷の古書ドリス、代田橋の Flotsam Books (フロットサムブックス)、渋谷の Flying Books (フライング・ブックス) といった書店。そのほかにも、1997年に東京で創刊し、世界のクリエイティブシーンを特集するビジュアルマガジン『+81 magazine』、1996年に誕生した世界中のアートやデザインのアイデアを紹介するプラットフォーム『GASBOOK (ガスブック)』、国内外の著名な写真家の作品を制作・出版している「SUPER LABO (スーパーラボ)」などの出版社も出店する。それぞれがブースごとに構成され、個性豊かなキュレーションを行う。本展で、感性を刺激する一冊を見つけてみては。
会場: DIESEL ART GALLERY
住所: 東京都渋谷区渋谷1丁目23−16 B1F cocoti SHIBUYA
会期: 1月23日(金)〜4月15日(水)
時間: 11:30-20:00
HP: www.diesel.co.jp
向井山朋子「Act of Fire」
「火を燃やす-1」2025年-©Tomoko-Mukaiyama
オランダ・アムステルダム在住のピアニスト・向井山朋子。音楽、映像、パフォーマンス、インスタレーションに至るまで、幅広い表現を横断した活動で世界を魅了している。初の大規模個展「Act of Fire」は、アーツ前橋の6つのギャラリーを地下劇場に見立てた回廊型インスタレーションを展開。血で染めたシルクドレスの迷宮「wasted」(2009年)、3.11の津波で破壊された2台のグランドピアノを用いた「nocturne」(2011年)、ピアノの演奏が印象的な映像詩「ここから」(2025年) など、新旧のアートワークを再構築し紹介する。向井山が深く抱く、喪失・抵抗・怒りといった個人的な感情を燃焼させる空間であると同時に、ジェンダー問題、自然災害、終わりなき侵略といった社会問題を「火」という人間の根源的な存在を通して照らし出していく。そういったコンセプトが、タイトルの由来になっている。ギャラリー全体に広がるインスタレーション空間は、世界との関係性を省みる思索の旅へと誘うだろう。
会場: アーツ前橋
住所: 群馬県前橋市千代田町 5-1-16
会期: 1月24日(土)〜3月22日(日)
時間: 10:00-18:00 *入場は17:30まで
休館日: 水 *2月11日(水)開館、2月12日(木)閉館
観覧料: 一般 ¥1,000、学生・65歳以上・団体 (10名以上) ¥800、高校生以下 無料 *ギャラリー1 (1階) は観覧無料、障害者手帳等をお持ちの方と介護者1名は無料、「多様な学びの日」2/14(土)、3/14(土) は入場無料
HP: artsmaebashi.jp
アルフレド・ジャー、和田礼治郎「Alfredo Jaar Reijiro Wada」
チリ出身のアーティスト兼写真家 Alfredo Jaar (アルフレド・ジャー) と、ベルリン在住のアーティストである和田礼治郎。2人展「Alfredo Jaar Reijiro Wada」では、Jaar の社会の不均衡や世界問題に対する真摯な作品と、和田の概念を可視化する作品を展示。世界を考え、想像しようとする私たちの思考のあり方がどのように形作られてきたのかを、あらためて見つめ直す機会を提示する。本展のために Jaar の初期作品を再構成し、美術作品を観るという行為そのものを問う新作インスタレーション「1+1+1+1」。見慣れた世界の輪郭を静かに解体していく、和田の新作「PORTAL」。共鳴し合うように配置された両者の作品と繰り返される四角い「フレーム」の表現を通じ、私たちの視線がいかに社会的な制約や偏見に縛られているかを浮き彫りにする。本展は、世界をありのままに見つめるための新たな視座を手に入れられる貴重な機会となるはず。
会場: SCAI PIRAMIDE
住所: 東京都港区六本木6-6-9
会期: 1月21日(水)〜4月18日(土)
時間: 12:00-18:00
休廊日: 日~水、祝日
HP: www.scaithebathhouse.com
オム プリッセ イッセイ ミヤケ「Amid Impasto of Horizons —積み重なる地平—」
© ISSEY MIYAKE INC.
一本の筆を携え、イタリアを巡る旅から生まれた HOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKE (オム プリッセ イッセイ ミヤケ) の最新コレクション「Amid Impasto of Horizons —積み重なる地平—」。都市から郊外を歩み、その土地に根付いた「色」を採集するフィールドワークから構築されたコレクションである。本特別展では、この制作プロセスとともに、衣服の試作の過程、そしてプリーツの可能性を探る作品群が展示。引っ張る、巻きつける、折りたたむ。あらゆるアプローチが試され、プリーツのまだ見ぬ表情が浮かび上がる。エキシビション・ディレクションおよび空間デザインは日本デザインセンター 三澤デザイン研究室が担当。展示構成は、HOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKE のデザインチームとの協働の元に実現された。最新コレクションを空間全体で体感できる本展。イタリアの地ならではの豊かな色彩とともに、プリーツという素材が持つ無限の可能性を、その目で探ってみて欲しい。
会場: ISSEY MIYAKE GINZA |CUBE
住所: 東京都中央区銀座4-4-5
会期: 1月3日(土)〜2月25日(水)
時間: 11:00-20:00
HP: www.isseymiyake.com
「FRAMA VISITS VACANT」
©2026 FRAMA/Vacant
デンマーク・コペンハーゲンを拠点とするデザインスタジオ FRAMA (フラマ) によるインスタレーションエキシビション「FRAMA VISITS VACANT」。2025年8月にコペンハーゲンの FRAMA Studio Store にて開催された「VACANT VISITS FRAMA “Unwrapped”」を皮切りに、FRAMA 本店セルフケアセクションの照明デザインや、今年オープンした FRAMA 渋谷 PARCO 店のユニフォーム制作などを通じて、継続的なタッグを築いてきた FRAMA と Vacant (バカント)。その協働プロジェクトの第二章となる本展では、家具、ライフスタイルオブジェクト、セルフケア、フレグランスに至る FRAMA のプロダクトラインが紹介される。また会期中は、コペンハーゲンの FRAMA Studio Store に併設するカフェ Apotek 57 (アポテーク 57) のポップアップも同時開催。Vacant/Centre 内キッチンスペースにて、同店のシグネチャーメニューを提供する。デンマークに息づくクラフトマンシップと、Vacant が創出する空気が交錯する貴重な機会に、ぜひ足を運んでみてほしい。
会場: Vacant/Centre
住所: 東京都渋谷区元代々木町27-6
会期: 1月18日(日)〜2月16日(月)
時間: 13:00-18:00 *19日(月)は11:00-18:00
休廊日: 火、水、木
HP: www.vacant.vc
津田直「LO – Risograph Print」
21世紀の新たな風景表現の潮流を切り開く写真家・津田直。2001年より世界各地を自らの足で巡り、ランドスケープの写真作品を多く発表している。本展は、北欧のサーメ人を写した『SAMELAND』(2014)、ミャンマー北西部のナガ族を追った『NAGA』(2015) に続くフィールドワークシリーズの最新作『LO』の刊行を記念して開催される。今回の舞台は、ネパールの北部の山岳地帯ムスタン。約15年前から抱いてきた仏教の原点への関心と、少年時代の日課であった早朝登山、自然と静かに交感する身体感覚。これらをムスタンの荘厳な風景と向き合い、津田自身の感覚を何度も反芻させることで完成した一冊となっている。会場では、リソグラフ印刷によって製本される過程で刷られた単色プリントを、一点もののアートピースとして展示・販売する。自然と人間は、いかにして繋がっているのか。津田直が土地の記憶や人々、伝統文化に注ぐ、静謐で力強い視線を、五感を通して受け取ってほしい。
会場: POST
住所: 東京都渋谷区恵比寿南2-10-3
会期: 1月16日(金)〜2月15日(日)
時間: 11:00-19:00
休廊日: 月
HP: post-books.info
Shapre 「ゆられおられ」
2009年からイラストレーターとして活動し、雑誌や広告の挿絵を手掛けてきた Shapre (シャプレ)。本展「ゆられおられ」では、近年精力的に取り組み続けている抽象絵画を厳選し紹介する。 Shapre は「自分自身が見たことのないものを描きたい」という純粋な想いから、制作という実験行為を繰り返している。その過程で、目の前の絵画が自身の内面と繋がりを持ち始めた瞬間、感情と身体が活発に動き出し、一気に完成へと向かっていくのだという。「なぜ、こんなものに僕の心が動くのだろうか」自らそう思えるものだけが、作品として昇華されていく。本展を通して、Shapreが一体何を表現しているのか、その深淵に触れてみてほしい。
会場: Roll
住所: 東京都新宿区揚揚町2-12 セントラルコーポラス No.105
会期: 1月9日(金)〜2月1日(日)
時間: 13:00-19:00
休廊日: 月
HP: yf-vg.com
たかはしきょうじ「空」
1990年代より独特の視点による風景やポートレートで広告やカルチャー誌で活躍し、今なお次世代を担う写真家に影響を与え続けているフォトグラファー・髙橋恭司。個展「空」では、写真のほか、陶芸や絵画作品をつくってきた高橋恭司の、たかはしきょうじ名義による水彩画を紹介する。素朴な色彩が織りなす作品群は、精緻を極めた高橋の写真とは異なる静かな熱を帯びている。具象と抽象の境界を揺らぐその筆致は、レンズでは捉えきれない、目に見えない「何か」の気配を追い求めているかのようだ。本展で新たに見えてくる髙橋恭司の新境地をぜひ肌で感じてみては。
会場: flotsam books
住所: 東京都杉並区和泉1-10-7
会期: 1月9日(木)〜1月20日(火)
時間: 14:00-20:00
HP: www.flotsambooks.com
「5/513日 Ryo Yoshizawa ✕ Shunya Arai」
歌舞伎の世界を美しく、情熱的に描いた芸道映画『国宝』。邦画実写として22年ぶりに国内興行を塗り替え、日本映画界を代表する珠玉の作品となった。本展「5/513日 Ryo Yoshizawa ✕ Shunya Arai」では、主演を務めた吉沢亮に、世界中で活躍するフォトグラファー・荒井俊哉が密着。撮影と準備に費やした513日のうち、厳選された5日間の記録を写真群として紹介する。会場では、展示だけでなく井口理と原摩利彦による主題歌「Luminance」の立体音響で体験できる空間なども設置。『国宝』という大作が放った熱量と感動を、追体験できる貴重な機会となっている。多くの人の心に宿り続けている本作を、写真でしか見ることのできない表情と気配で堪能してみてほしい。
会場: Ginza Sony Park 4F
住所: 東京都中央区銀座5-3-1
会期: 1月7日(水)〜1月28日(水)
時間: 10:00-19:00 (18:30最終入場)
入館料: 一般 ¥1,600、中学/高校生 ¥1,100、小学生以下無料
HP: www.sonypark.com
「100 FLŌRA by Kenta Umemoto」
パリを拠点に活動しているフォトグラファー・梅本健太。2024年に A-POC ABLE ISSEY MIYAKE (エイポック エイブル イッセイ ミヤケ) とともに「TYPE-VIII Kenta Umemoto project」を展開。生命力あふれる花々をポートレートのように表現した代表作「FLŌRA」を衣服に昇華した。本展「100 FLŌRA by Kenta Umemoto」は、その探究をさらに掘り下げた写真プリントシリーズ全100点で構成。プリント技法に着目することによって、花の像に新たな表情と奥行きをもたらした。さらに、銀のピグメントを用いることで、プリントされた黒を基調とした花に、光のわずかな変色や光沢、銀特有の粒状感を添えている。銀のコーティングによって、その時々で異なる表情を映し出す花々は、観る者を一瞬で惹きつけるはず。梅本の花との向き合い方を、100点ものプリント写真を通じてぜひ自身の目で確かめてほしい。
会場: ISSEY MIYAKE KYOTO
住所: 京都府京都市中京区柳馬場通三条下ル槌屋町89
会期: 1月5日〜2月25日(水)
時間: 11:00-20:00
HP: www.isseymiyake.com











