今週のTFP的おすすめ映画
TFP的
おすすめ展覧会
「今、観るべき」「今からでも観れる」映画を月替わりでご紹介。東京都心で公開中の映画を中心に、
The Fashion Post (ザ・ファッションポスト) 編集部おすすめの作品を、大型シネコンからミニシアターまでセレクト (毎週火曜更新)。
11/2025
「alter.2025,Tokyo」
「alter. (アルター)」は次世代を担う多様な領域のクリエイターが集うオルタナティブなプロダクトデザインのあり方を提示する実験的なデザインイベント。ニューヨーク近現代美術館 (MoMA) や、パリのポンピドゥセンターのキュレーターやデザイナーなどのグローバルなデザインシーンを牽引するコミッティメンバーにより選び抜かれた11組のプロジェクト、計59名のアーティストがエキシビションを行う。参加者には、プロダクトデザイナーをはじめ、現代美術家、写真家、編集者、研究者、音楽家、ダンサー、アートディレクター、エンジニアなど、35歳以下の若手クリエイターが集結し、チームを組みプロジェクトを形成。コンセプトを明確に言語化できるかや、展示空間の設計、来場者の体験設計を含めたプレゼンテーション全体を評価するという。さらに会場では、10代に向けたプロダクトデザイン教育プログラムの成果展示、トークセッション等の多彩なコンテンツが展開。現代社会におけるものづくりの価値を問い直す本イベント。新進のクリエイターが一堂に会するこの機会を、見逃す手はない。
会場: 日本橋三井ホール
住所: 東京都中央区日本橋室町2-2-1 COREDO 室町1 4,5F
会期: 11月7日(金)~11月9日(日)
時間: 11月7日(金)、11月8日(土) 11:00-20:00 11月9日(日) 11:00-17:00
入場料: 1日券 ¥2,000 *学生 ¥1,000 (中学生無料)
3日通し券 ¥3,000 *学生 ¥2,000 (中学生無料)
HP: altertokyo.com
「『数寄者』の現代ー即翁と杉本博司、その伝統と創造」
1948年生まれ、東京出身の現代美術作家・杉本博司。現在は、東京とニューヨークを行き来しながら活動中。表現方法は、写真、彫刻、演劇、執筆、書、陶芸、和歌、料理といった多岐にわたるジャンルに及ぶ。一方、1881年に金沢で生まれた実業家・畠山一清は、日本の大手ポンプメーカーである株式会社荏原製作所を創業し発展させる傍ら、茶の湯を深く追求した数寄者としても知られる人物だ。笠原 畠山美術館の新館開館1周年を記念した特別な展示会は、日本の文化と美術に新たな解釈を取り入れ、「数奇の精神と茶の美とは何か?」という問いをテーマに構成。杉本の新作を含めた作品および同館のコレクションがお披露目される。同氏による屏風の大作『春日大社藤棚図屏風』や、最新作『埴輪鹿親子』などとともに展示されるほか、長年収集してきた古美術品から選りすぐりの品々が公開。本館2階の展示室では、笠原 畠山美術館の創設者である畠山が集めてきた茶道具などが並ぶ。近現代最後の数寄者・畠山一清と、現代の数寄者とも呼ぶべき、杉本博司が出会う本展。時代を超えた芸術作品の数々を通して、2人の茶の湯に対する姿勢や想いを紐解いてみては。
会場: 笠原 畠山美術館
住所: 東京都港区白金台2丁目20−12
会期: 10月4日(土)~12月14日(日) *前期10月4日(土)~11月9日(日) 後期11月12日(水)~12月14日(日)
休館日: 月 *祝日の場合は開館、翌日休館
時間: 10:00-16:30 *入場は閉館の30分前まで
HP: www.hatakeyama-museum.org
「BENTEN 2 Art Night Kabukicho」
3日間限定で開催される回遊型オールナイトイベント「BENTEN 2 Art Night Kabukicho」。日本最大の歓楽街である歌舞伎町の歴史とエネルギーを背景に、豪華アーティストによるジャンルを超えたアート表現が繰り広げられる。今年で2度目となるイベントの今年のテーマは、「都市の再野生化」。都市化が進み、あらゆるものが制度化されていく中で、独創的なアートがいかに生き残るのか。歌舞伎町というカオスティックな街を舞台に、アートが「野生」を取り戻し、新たな可能性を開く場を創出することを目指すという本イベント。新宿のカルチャー発信地である王城ビルをはじめ、アートギャラリーのデカメロンや、アトリエ WHITEHOUSE (ホワイトハウス) 、アートバーの東京砂漠、セレクトショップ THE FOUR-EYED (フォーアイド) など個性豊かなスペースを横断的に用いた、多様なコンテンツが展開される。アーティストが歌舞伎町の空間と対話しながら創作を行い、鑑賞者自身も街を歩き、アートと交わる空間を通じて、都市と芸能の関係を問い直すアンダーグラウンドな芸術祭。歌舞伎町の魅力を凝縮した、ホットな3日間をオールナイトで楽しんでみては。
会場: 歌舞伎町地区一帯
会期: 11月1日(土)~11月3日(月)
時間: 15:00-5:00 *11月3日(月) 15:00-23:00
HP: www.benten-kabukicho.com











