今週のTFP的おすすめ展覧会
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おすすめ展覧会
現在開催中の展覧会や写真展、アートイベントから、The Fashion Post (ザ・ファッションポスト) のおすすめを毎週ピックアップ。
今週はどこへ行こう。毎週火曜日更新。
3/2026
掛井五郎「人間の問題」
立体作品を軸に、油彩、ドローイング、版画など幅広い表現に取り組み続けた彫刻家・掛井五郎(1930-2021)。「受胎告知」(1957年) や「ヨブ」(1961年) など、聖書にまつわる作品に通底するのは、人間とは何かという深い問いであった。本展「人間の問題」では、そんな同氏の平面作品に焦点を当てる。掛井の美学が提示されている「空の橋」(1985年)、晩年に取り組んだブリコラージュ的な作品群やトイレットペーパーの芯でできた紙彫刻の数々は、生涯尽きることなかった創作へのアプローチと意欲を証明している。多作をきわめた掛井の作品世界。約70年のキャリアの中で貫いた創作の姿勢を、ぜひ会場で感じてみて。
会場: (1)タカ・イシイギャラリー 京橋
(2)タカ・イシイギャラリー 六本木
住所: (1)東京都中央区京橋1-7-1 3F
(2)東京都港区六本木6丁目5−24 complex665 3F
会期: (1)2月14日(土)~3月14日(土)
(2)2月14日(土) – 3月28日(土)
時間: (1)11:00 – 19:00
(2)11:00 – 19:00
休廊日: (1)月・火・祝日
(2)月・火・祝日
HP: www.takaishiigallery.com
工藤司「とてつもない光、部屋、恐れずに声を出す」
写真家として、そしてファッションブランド kudos (クードス) と soduk (スドーク) のデザイナーとしての顔も持つ、工藤司。本展「とてつもない光、部屋、恐れずに声を出す」では、工藤が自ら制作するフレームに写真とテキストを織り交ぜたシリーズの最新作を紹介する。彼がこれまで記録し続けてきた「光」と、「部屋」の中の青年たち。一見、写真の中の彼らは沈黙して見えるが、そこにはそれぞれの「声」や「体験」が潜んでおり、何かに立ち向かう力になっていく。写真と言葉を組み合わせた「ひとつなぎの物語」は、これまでの表現の枠組みを拡張し、さらにその先へとまなざしを向ける工藤司の新境地だ。ぜひその目で見届けて欲しい。
会期: 2月28日(土)〜3月6日(金) *3月7日(月)〜3月13日(金)は完全アポイント制
前日までにメールにて予約
時間: 14:00-18:30
会場: het Labo atrium
住所: 東京都新宿区高田馬場1-5-11
休廊日: 3月5日(木)
HP: www.hetlaboatrium.info
草野庸子「The Body That Knows Direction」
ファッションやカルチャー誌をはじめ、数々のメディアで活動している写真家・草野庸子。新作個展「The Body That Knows Direction」で彼女がフォーカスするのは、渡り鳥。そして、目に見えないものについての思考である。チベットやモンゴルから越冬地を求めて飛来してくるカモメたちは、ある一定の時期にその港に集う。彼らはクチバシや目の奥の地磁気を感じ取る能力によって、太陽・星の位置を組み合わせて目印のない場所でも方角を見失わないという。目に見えない磁場。私たち人間もまた「目には見えないけれど、確かにそこにある大切なもの」に突き動かされて生きているのではないか。写真という装置を用いて問いかける、本能的に知っている身体のあり方とは。本展を通して、本当の進むべき「方向」を静かに見つけて欲しい。
会期: 2月20日(金)〜3月7日(土)
時間: 11:00-5:00 *日月祝は18:00-5:00
会場: CANDLE CAFE & Laboratory △ll
住所: 東京都世田谷区北沢2-37–3-2A
HP: www.laboratory12.jp











