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maya akashika

【写真家たちの目線】 vol.5 赤鹿麻耶

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今、あなたが見ている明日はどんな景色ですか? のアンサーとなる1枚を、それに紐づく言葉とともに寄せてもらう本企画。この自粛期間中、写真家たちは自身のアーカイブを整理したり、写真集を作ったり、新しい日常/街の非日常を記録したり、パソコン越しで新たなシューティングのスタイルを模索する、など、いろんなアングルから写真と向き合い、これから先のことについて考えている。

本連載は、写真家が写真家に繋ぐリレー形式でお届けする。第4回に登場した真鍋奈央が紹介してくれたのは、現在東京都写真美術館で開催中のグループ展『あしたのひかり 日本の新進作家 vol.17 』に参加している写真家・赤鹿麻耶。森山大道が「きわめてエキセントリックでスチルな世界」と評したという作品「風を食べる」で2011年に第34回写真新世紀グランプリを受賞。現在は、出身地である大阪を拠点に国内外で個展やグループ展を開催している。2020年に発表された新作シリーズ「氷の国をつくる」では、写真だけでなく音声や絵、言葉で作家が子供の時に感じた心のときめきを表現している。

真鍋からは以下の紹介文を寄せられた。
「現在、東京都写真美術館で開催中の『日本の新進作家vol.17 あしたのひかり』では、彼女が歩き見てきた世界の一片一片が自身の中で眠っていた物語と混じり合い『氷の国』が表出されていました。しなやかな心と勇気を持った人です。」

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【写真家たちの目線】 vol.5 赤鹿麻耶

ちょうど2019年の終わり、フランクフルトのカフェで展示した。
「Sweet Rainy City」っていうタイトルのやつ。
この先も、あらゆる営みの中に、優しい眼差しと育みがあったらいいなあと思って。
最近は、homeか〜、cityか〜、planetか〜、と、またうろうろ彷徨ってしまってるけど。
(文・赤鹿麻耶)