My Paris Table List :

あの人が通う、パリの美食アドレス vol.7 水谷太郎、ネロ

My Paris Table List :

production: Mariko Tase
edit: Yuki Namba

美食の最先端を体験できる街、パリ。ファッション業界のキーパーソンたちは、仕事やプライベートでも、年に何度もこの街を訪れる。そんな彼らが長い滞在のなかで足繁く通うのは、どんな店なのだろう?

TFP では、業界をリードするクリエイターたちに取材。“あの人”の視点で選ばれた、パリのとっておきのテーブルリストをお届け。

第7回は、ファッションフォトグラファーの水谷太郎と、ヘアスタイリストの NERO (ネロ)。

My Paris Table List :

あの人が通う、パリの美食アドレス vol.7 水谷太郎、ネロ

「Urfa Dürüm」

recommended by

水谷太郎

ファッションフォトグラファー

Profile:
ファッションフォトグラファーとして数々の雑誌・ブランドキャンペーン・映像制作を手がける一方、 アーティストとして作品制作を精力的に行い、商業とアートの領域を横断しながら活動している。

パリに行くたびに思うのは、街の古い歴史の上に異なる文化が幾重にも重なり合い、日常の風景を形づくっていることです。世界各国の人々や料理が自然に存在し、街の一部になっている。その多層性に、この都市の成熟を感じます。

サン=ドニ通り近くの Urfa Dürüm は、クルド料理の店。サラダと米、炭火の肉が簡潔に並ぶ皿はそれぞれの素材の良さが率直に伝わり、添えられるラヴァシュの布のような薄さも印象に残ります。そのパンで具材を包んで食べると、また違った一体感があります。 薄い生地に挽肉をのせて焼き上げたピザのような「ラフマージュン」も印象的でした。もともと世界各地にある“包んで食べる料理”が好きなのですが、ここで初めてクルド料理を味わい、この文化にも包む食のかたちがあることを知りました。

今年の1月に訪れた際、食後に店を出ると通りではデモが行われていました。穏やかな時間のすぐ隣に社会の動きがある、そうした異なる層が同時に存在していることもまた、この街のリアリティそのもののように思えました。

店舗名 Urfa Dürüm
住所 (1)58 Rue du Faubourg Saint-Denis, 75010 Paris
(2)10 Rue du Faubourg Saint-Denis, 75010 Paris
営業時間 月曜日〜日曜日: 11:30-24:00
定休日 なし
HP urfadurumparis

「Chez Omar」

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NERO

ヘアスタイリスト

Profile:
美容学校卒業後、都内美容室勤務を経てパリに移住。現在はニューヨークを拠点に活動するヘアスタイリスト。

2010年、パリに1年間住んでいたことがあります。自分にとっては初めての海外生活でした。当時は外で食事をすることもほとんどありませんでした。そんな中、JOHN LAWRENCE SULLIVAN (ジョン ローレンス サリバン) のデザイナー、柳川荒士さんのチームがパリコレクションでパリに来ていたときに連れて行ってもらったのが、マレ地区にある「Chez Omar」でした。ファッション関係者の間では定番のレストランでもあり、店に入った瞬間の活気や店員たちの明るい雰囲気、店の中に満ちているエネルギーがとても印象に残っています。クスクスやソーセージ、お肉料理、野菜のスープもとても美味しかったのを覚えています。当時東京から遊びに来ていた、今では妻になった人に食事をご馳走してもらったのもこの店でした。今はニューヨークに住んでいますが、仕事でパリを訪れることも多く、この店に来るとパリに住んでいた頃の自分のキャリアの原点を思い出すような気持ちになります。

店舗名 Chez Omar
住所 47 Rue de Bretagne, 75003 Paris
営業時間 月曜日〜日曜日 12:00-14:30、19:00-23:30
定休日 なし