今週のTFP的おすすめ展覧会
TFP的
おすすめ展覧会
現在開催中の展覧会や写真展、アートイベントから、The Fashion Post (ザ・ファッションポスト) のおすすめを毎週ピックアップ。
今週はどこへ行こう。毎週火曜日更新。
6/2026
「トニー・アウスラー:技術と霊知のはざま~魔術、メディア、アート~」
《スペキュラー》
2021年
本展のための展示スケッチ
映像インスタレーションやプロジェクションマッピングの先駆者として知られる Tony Oursler (トニー・アウスラー)。1980年代以降のニューヨークで、音楽とアートが交差するカルチャーシーンを背景に、Mike Kelley (マイク・ケリー) や Kim Gordon (キム・ゴードン) らアーティストやミュージシャンとのコラボレーションを重ねながら、映像や彫刻、音を融合させた独自の世界観を築いてきた。本展では、『プライベート』をはじめ、『計り知れないもの』など代表作から最新作まで約50点を展観。大型新作『キメラ』や、David Bowie (デヴィッド・ボウイ) との共作『空 (くう)』を世界初公開するほか、約3,000点の収集資料の一部も展示する。ポップカルチャーやサブカルチャーから科学、陰謀論、宗教、超常現象まで、あらゆる領域を横断しながら、現代社会に潜む「見えないもの」への欲望や不安を映し出す世界に触れてみてほしい。
会場: TOKYO NODE GALLERY A/B/C
住所: 東京都港区虎ノ門2-6-2 虎ノ門ヒルズ ステーションタワー45F
会期: 7月3日(金)〜9月27日(日)
時間: 10:00-19:00 (金・土曜日は20:00まで) *入場は閉館の30分前まで。*開館時間は変更になる場合があります。
入場料: 一般 ¥2,400、大学生・専門学校生 ¥1,400、中学生・高校生 ¥800
HP: tokyonode.jp/events/tony-oursler/index.html
「TOPコレクション 明日の食卓」
潮田登久子《東京都目黒区》〈冷蔵庫〉より 1986年 ゼラチン・シルバー・プリント 東京都写真美術館蔵
「食」をテーマに、
会場: 東京都写真美術館 3階展示室
住所: 東京都目黒区三田 1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
会期: 7月2日(木)〜9月21日(月・祝)
時間: 10:00-18:00 *木・金曜日は 20:00 まで。なお8月6日(木)〜8月28日(金)の木・金曜日は、夜間特別開館のため21:00まで開館。
休館日: 月 *月曜日が祝休日の場合は開館、翌平日は休館
入場料: 一般 ¥700 (¥560)、学生 ¥560 (¥440)、高校生・65 歳以上 ¥350 (¥280) *()は有料入場者20名以上の団体料金
HP: topmuseum.jp
「まなざしの奇跡 日本女性写真家の冒険」
片山真理 《study for caryatid #001》 2023年 ©Mari Katayama, Courtesy of Yutaka Kikutake Gallery and Galerie Suzanne Tarasieve, Paris, Mari Katayama Studio.
1950年代から現代まで、日本の女性写真家たちの歩みを辿る大規模展。ヨーロッパで注目を集めた世界巡回展が、日本限定の内容を加えて渋谷に上陸する。本展では、欧米巡回展に参加したヒロミックスや野口里佳ら26名に加え、今井壽惠、岩根愛、藤岡亜弥、米田知子の4名の作家が新たに参加。総勢30名による約200点の作品を通して、記憶や身体、日常、ジェンダーなど、多様なテーマに向けられたまなざしを紹介する。さらに、小松浩子や多和田有希らによるインスタレーション、澤田知子による観客参加型作品「OMIAI♡」、川内倫子や蜷川実花による映像プロジェクションなど、写真表現の可能性を広げる展示も見どころ。世代も作風も異なる作品を通して、彼女たちが切り拓いてきた写真の軌跡を辿ってみては。
会場: ヒカリエホール
住所: 東京都渋谷区渋谷2丁目21-1 渋谷ヒカリエ9F
会期: 7月4日(土)〜8月26日(水)
時間: 10:00-19:00
HP: bunkamura.co.jp
「Ryuichi Sakamoto & Tin Drum | KAGAMI+」
坂本龍一のピアノ演奏を、複合現実 (MR) 技術によって三次元空間に再構築した没入型インスタレーション『KAGAMI』。坂本龍一と Todd Eckert (トッド・エッカート) 率いるクリエイティブ・スタジオ Tin Drum (ティン・ドラム) が、坂本の晩年4年間をかけて共同制作した本作が、世界各地での巡回を経て待望の日本上陸を果たす。来場者は透過型ヘッドセットを装着し、精緻に再現された坂本龍一の演奏を、現実では叶わないほど近い距離で体感。Tin Drum による幻想的な3D ビジュアルに加え、映像や写真、テキスト、坂本自身が調香した香りが空間全体を包み込み、視覚や聴覚だけでなく五感に訴えかける体験へと誘う。テクノロジーを通して坂本龍一の音楽と新たなかたちで出会える、特別な機会をお見逃しなく。
会場: VS.
住所: 大阪府大阪市北区大深町6-86 グラングリーン大阪 うめきた公園 ノースパーク VS.
会期: 6月27日(土)〜10月12日(祝・月)
時間: 10:00-20:00 (日時指定制)
休館日: 月
HP: sakamoto-kagami.com
マーク・ボスウィック「Something Out of Nothing Into Everything」
光漏れや鮮やかな色彩、独特なピントのずれによる夢幻的なイメージで、ファッションフォトの表現を更新してきたイギリス人写真家 Mark Borthwick (マーク・ボスウィック) による特別展示。HOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKE (オム プリッセ イッセイ ミヤケ) の2026/27年秋冬シーズン「In a New Light」を着想源に、プリーツの衣服を被写体とした写真作品と映像作品を発表する。光がプリーツに当たることで生まれる凹凸や、人が纏うことで浮かび上がる立体的なフォルム、風に揺れるドレープの繊細な表情を、Mark Borthwick ならではの鋭い感性で捉えた作品群が並ぶ。光によって刻々と表情を変える衣服と、写真や映像が響き合う展示を通して、HOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKE が追求するものづくりと、Mark Borthwick の幻想的な世界観が織りなす空間に、ぜひ足を運んでみて。
会場: ISSEY MIYAKE GINZA |CUBE
住所: 東京都中央区銀座4-4-5
会期: 7月1日(水)〜7月28日(火)
時間: 11:00-20:00
HP: isseymiyake.com
奈良美智キュレーション展「地層の胎動」
桑田卓郎 Takuro Kuwata
Untitled, 2024
大きな瞳の子どもをモチーフにした作品で世界的な評価を受ける現代美術家・奈良美智がキュレーションを手がける展覧会「地層の胎動」。自身も陶芸作品を制作する奈良は、「ひとつ作品が置かれるだけで、その周りの空気までも立ち上がってくるような作家」として、植松永次、桑田卓郎、坂本紬野子、安永正臣の4名を選出した。奈良は、完成された技巧や美しさではなく、土と火、時間、偶然が刻む痕跡や、素材と向き合う身体性に着目。植松永次と安永正臣には地層のような存在感を、坂本紬野子には集合体が生む不完全さと躍動感を、桑田卓郎には豊かな表層表現の魅力を見いだした。奈良ならではの繊細なまなざしを通して選ばれた作品群から、静かな温もりと確かな生命力を宿す陶芸表現の奥深い魅力に触れてみて。
会場: KOSAKU KANECHIKA
住所: 東京都品川区東品川1-33-10 TERRADA ART COMPLEX I 5F
会期: 6月27日(土)〜8月8日(土)
時間: 11:00-18:00
休廊日: 日、月、祝
HP: kosakukanechika.com
ウィリアム・モンク「Noon Day Night」
William Monk
Sol Increased (son of nowhere) III,
2021-2026
イギリス出身のアーティスト、William Monk (ウィリアム・モンク) による日本初個展。クラシック映画やサイケデリック・ロック、自身の記憶や無意識に蓄積されたイメージをもとに、現実と幻想の狭間を思わせる半抽象的な絵画を制作する William Monk。本展では、境界性や形而上学的なテーマを探求するシリーズより、新作および近作を紹介する。展示作品には、異なる世界をつなぐ存在として繰り返し描かれる「番人」や、煙、柱、岩山などのモチーフが登場。死と再生や彼岸を想起させる幻想的な風景を描き出し、見る者を現実と精神世界が交錯する空間へと誘っていく。幾重にも薄く絵具を重ねて生み出される鮮やかな色彩の奥に静けさが漂う、William Monk ならではの神秘的な絵画世界に浸ってみては。
会場: Pace ギャラリー
住所: 東京都港区虎ノ門 5-8-1 麻布台ヒルズ ガーデンプラザ A 1-2 階
会期: 6月30日(火)〜8月16日(日)
時間: 11:00-20:00 *日は18:00-20:00、火〜土は19:00-20:00のみアポイントメント制
休廊日: 月
HP: pacegallery.com
ピート・ヘイン・イーク「with the maximum respect for the materials」
スクラップ材木や工場廃棄物などに新たな価値を見いだし、独創的な家具を生み出し続けるオランダ人デザイナー、Piet Hein Eek (ピート・ヘイン・イーク) のエキシビション。素材そのものへの興味から制作を始める彼は、廃材が刻んできた時間や不完全さまでも個性として受け止め、その色や風合いを生かしながら、温もりあふれる作品へと昇華させる。本展では、創作の原点となったスクラップウッドのキャビネットをはじめ、日本で初披露となる新作や、約35年前に制作された世界に10台のみ現存する初期の食器棚を展示。さらに、インテリアスタイリスト・作原文子が、「時間」「素材」「人の気配」をテーマに手がけた空間スタイリングも見どころに。素材が歩んできた時間に敬意を払い、不完全ささえも魅力として肯定する Piet Hein Eek の眼差しに触れながら、暮らしとデザインの新たな関係性を見つめてみて。
会場: CIBONE
住所: 東京都渋⾕区神宮前 5-10-1 GYRE B1F
会期: 6月19日(金)〜7月19日(日)
時間: 11:00-20:00
HP: cibone.com
リンダー・スターリング「LINDER: GODDESS OF THE MIND」
イギリスを代表する現代アーティスト、Linder Sterling (リンダー・スターリング) による日本初個展。1970年代の英国パンクシーンから登場した彼女は、写真やフォトモンタージュを用い、女性の身体や欲望、社会におけるイメージのあり方を問い続けてきた。本展では、初期作品から最新作まで50年以上にわたる創作の軌跡を辿る作品群を紹介し、今回のために制作された新作6点も披露する。成人向けグラビア誌の女性像を再構築した初期シリーズ「Pretty Girls」や、45点のポートレートに口紅を引いた口元を重ねた「The Principle of Totality」など、シュルレアリズムからの影響を感じさせる独自のビジュアル言語が光る作品が並ぶ。時代を超えて美やジェンダーの概念を揺さぶる、Linder Sterling の表現世界を体感してみては。
会場: シャネル・ネクサス・ホール
住所: 中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング 4F
会期: 6月25日(木)〜8月16日(日)
時間: 11:00-19:00 *6/25は16:30閉館。
HP: nexushall.chanel.com/program/2026/linder
ロエベ 「180周年を記念した日本特別展示」
LOEWE (ロエベ) の創立180周年を記念した本展は、銀座の森岡書店にて開催。1846年にスペイン、マドリードのレザー工房から始まった LOEWE は、卓越したクラフツマンシップを受け継ぎながら、時代とともに進化を遂げてきた。本展では、マドリードにあるアーカイブに保管されている創立初期のアトリエや店舗、ウィンドウデザイン、広告写真などを時系列で紹介。森岡書店の店主である森岡督行氏によるキュレーションのもと、同時代の日本における社会や文化の変遷とともに、LOEWE の180年にわたる歩みを辿る。会場では、ブランド名にちなんだ「ライオン」が来場者を迎え、クラフトへの情熱と遊び心あふれるクリエイションの原点へと誘っていく。
会場: 森岡書店
住所: 東京都中央区銀座1-28-15 鈴木ビル1階
会期: 6月20日(土)〜6月28日(日)
時間: 13:00-19:00
HP: loewe.com
「(UN)KNOWN HIROKO KOSHINO ―新説/真説 コシノヒロコ―」
日本のファッションおよび表現文化を牽引してきたデザイナー、コシノヒロコの創作を同時代的な視座から捉え直す展覧会。半世紀を超えるキャリアの中で生み出されたコレクション作品約200点と、絵画作品約130点を中心に紹介する。本展は、「原体験と想像力 -コシノヒロコの世界」「交錯する美学 -コシノヒロコと日本的モダニティ」「コラボレーション -群像」「テキスタイルへの情熱 -創作の核心」「絵描き少女と子どもたち -未来への恩返し」の5つのチャプターで構成。田中一光や石岡瑛子、倉俣史朗ら同時代の表現者たちの作品とともにコシノの創作を辿るほか、フランスを拠点とする現代アーティスト、Mathilde Denize (マティルド・ドゥニーズ) とのコラボレーション作品も展示される。ファッションの枠を超え、絵画や舞台芸術など多彩な領域を横断してきたコシノヒロコの創作世界を、新たな視点から見つめ直してみては。
会場: 東京都現代美術館 企画展⽰室 B2F
住所: 東京都江東区三好 4-1-1 (⽊場公園内)
会期: 5月26日(火)〜7月26日(日)
時間: 10:00-18:00
休館日: ⽉、7⽉21⽇(⽕) *7⽉20⽇は開館。
入場料: ⼀般 ¥2,200、⼤学⽣/専⾨学校⽣/65 歳以上 ¥1,500、中⾼校⽣ ¥800、ツインチケット(⼀般2枚) ¥4,000、⼩学⽣以下 無料
HP: hirokokoshino.com/unknown
五木田智央「Lush Life」
Tomoo Gokita, “Exhibitionist”, 2026, oil on linen, 181.8 x 227.5
cm © Tomoo Gokita. Courtesy of Taka Ishii Gallery / Photo: Kenji
Takahashi
東京を拠点に活動するアーティスト、五木田智央による個展「Lush Life」。タイトルは Billy Strayhorn (ビリー・ストレイホーン) が作曲し、John Coltrane (ジョン・コルトレーン) のアルバムタイトルにもなったジャズのスタンダードナンバーに由来している。本展では、これまで木炭やアクリルガッシュ、パステルなどを用いて独自の表現を追求してきた五木田が、昨年より再び取り組み始めた油彩作品を初公開。ダークな色調と豊かな陰影の中、デフォルメされた人物や日常のモチーフ、幻想的な風景などを描いた新作を展示する。シュールでどこか不穏な空気をまといながらも、独特のユーモアや人間の根源的なエネルギーを感じさせる五木田の絵画世界をぜひ体感してみてほしい。
会場: (1)タカ・イシイギャラリー 六本木
(2)タカ・イシイギャラリー 京橋
住所: (1)東京都港区六本木 6-5-24 complex665 3F
(2)東京都中央区京橋 1-7-1 TODA BUILDING 3F
会期: 6月27日(土)〜7月25日(土)
時間: (1)12:00-19:00
(2)11:00-19:00
休廊日: 日、⽉、祝
HP: takaishiigallery.com/jp
ケニー・シャーフ「ShimiShimiKao!」
アメリカ人アーティスト、Kenny Scharf (ケニー・シャーフ) による新作個展。Andy Warhol (アンディ・ウォーホル) に影響を受けニューヨークへ移住した Kenny Scharf は、Jean-Michel Basquiat (ジャン=ミシェル・バスキア) や Keith Haring (キース・ヘリング) ら同世代のアーティストとともに注目を集め、鮮やかな色彩とユーモラスなキャラクターでポップアートの新たな表現を切り開いてきた。本展では、「シミが顔のように見えること」から着想を得た新シリーズ「ShimiShimiKao!」を中心に、新作ペインティング21点を発表。ポップで生き生きとした作品の奥には、核の脅威や環境破壊といった現代社会へのまなざしも込められている。 Kenny Scharf は本シリーズについて「植物や動物、岩、そしてシミでさえも、その顔には本物の感情が宿っている。すべてが生きている!」とコメント。遊び心と豊かな想像力が広がる、Kenny Scharf の世界にぜひ足を運んでみて。
会場: NANZUKA UNDERGROUND
住所: 東京都渋谷区神宮前 3-30-10
会期: 5月30日(土)〜6月27日(土)
時間: 11:00-19:00
休廊日: 日、⽉
HP: nanzuka.com
「EL PASO – Inspired by Gus Van Sant」
EYEVAN (アイヴァン) の2026年秋冬コレクション新作モデル「EL PASO」から着想を得て開催されている本展。新作モデルは、Gus Van Sant (ガス・ヴァン・サント) 監督の映画『マイ・プライベート・アイダホ』で River Phoenix (リヴァー・フェニックス) が着用していたサングラスをインスピレーション源に誕生した。会場では、1980〜90年代以降のアメリカン・インディペンデントカルチャーを象徴する存在として、映画のみならずファッションや音楽、アートにも影響を与えてきた Gus Van Sant の作品にフォーカス。本とアートの複合スペース NONLECTURE books/arts (ノンレクチャー ブックス/アーツ) の持田剛氏協力のもと、映画ポスターやアートブック、ヴィンテージ・エフェメラを通して、時代やジャンルを超えて広がるアメリカンカルチャーの魅力が紹介される。EYEVAN のものづくりに息づく、カルチャーや記憶、風景に触れてみては。
会場: EYEVAN Tokyo Gallery
住所: 東京都港区南青山5-13-2 1F
会期: 6月6日(土)〜7月6日(月)
時間: 11:00-20:00
休廊日: 火
HP: eyevan_tokyogallery
布施琳太郎 「タイムトラベラーのための展覧会」
iPhone 登場以降の認知の変化や、オンライン化するコミュニケーションなど、現代社会における「生」のあり方を作品制作やテキストを通して探究してきたアーティスト、布施琳太郎。美術史にとどまらないリサーチや独自の視点をもとに、展覧会の企画、執筆など多様な活動を展開している。本展では、布施が継続的に取り組んできた「時間」への考察を軸に、日時計、風景映画、洞窟壁画からインスパイアされた新作を発表。世界各地のライブカメラを用いて、地球一周分の日出と日没を観測した約24時間におよぶ風景映画や、「1日の消失」を測るための日時計などを通してスマートフォン以後に変化した時間感覚を見つめる。過去、現在、未来という直線的な流れを超え、時間という概念に新たな視点を投げかける布施の思考を辿ってみて。
会場: SNOW Contemporary
住所: 東京都港区西麻布2-13-12 早野ビル404
会期: 5月22日(金)〜7月4日(土)
時間: 13:00-19:00
休廊日: 日、月、火、祝
HP: snowcontemporary.com
イタサカヨシエ「Infinity Complex Landscape」
写真家・板坂佳枝による写真集『Infinity Complex Landscape』の刊行を記念したもの。本展では、2025年にドイツの出版社 KEHRER Verlag (ケーラー) より刊行された同名写真集を軸に構成。2014年のウクライナ危機以降、5年以上にわたりウクライナ各地を旅した板坂が、戦争や歴史、国家神話の狭間で揺れる土地と人々の姿を記録した作品群を紹介する。マスメディアによって形成された固定的なイメージを超え、複雑な歴史を抱える「Land in Between」の現実を、日本人の視点から見つめ直す試みだ。会期中には、写真家の畠山直哉、津田直を迎えたトークイベントも開催 (詳細は POST の HP をチェック)。また、同写真集を刊行したドイツの出版社 KEHRER Verlag の特集展示もあわせて展開される。
会場: POST
住所: 東京都渋谷区恵比寿南2-10-3
会期: 2026年6月26日(金)〜2026年7月26日(日)
時間: 11:00-19:00
休業日: 月
HP: post-books.info
「絶滅写真 杉本博司」
杉本博司 《ダイアナ、プリンセス・オブ・ウェールズ》 1999年 ゼラチン・シルバー・プリント 149.2×119.4cm © Hiroshi Sugimoto / Courtesy of Gallery Koyanagi
現代美術作家、杉本博司の写真表現に迫る展覧会「杉本博司 絶滅写真」。写真をはじめ、建築、舞台芸術、書、陶芸など多岐にわたる分野で活動してきた杉本。彼の創作の原点である銀塩写真に焦点を当てる本展は、国内美術館では約20年ぶりとなる写真作品で構成された個展となる。会場では、「時間・光・記憶」「観念の形」「絶滅写真」の3章構成で、1970年代後半の初期作品から近作まで全13シリーズ、約60点を展示。デビュー作〈ジオラマ〉や代表作〈海景〉をはじめ、〈スタイアライズド・スカルプチャー〉、〈Opticks〉の初公開作品を通して、半世紀にわたり写真というメディアの可能性を探究してきた杉本の作品世界を辿る。さらに、所蔵品ギャラリー3階にて当館所蔵作品全点とともに、制作工程を記録した未公開資料『スギモトノート』も公開。”絶滅”へと向かう銀塩写真を通して、写真の本質を問い続ける杉本博司の表現に触れてみては。
会場: 東京国立近代美術館 1F 企画展ギャラリー
住所: 東京都千代田区北の丸公園3-1
会期: 6月16日(火)〜9月13日(日)
時間: 10:00-17:00 *金・土は20:00まで。
休館日: 月 *7月20日は開館、7月21日(火)は休館
入場料: 一般 ¥2,300 (2,100)、大学生 ¥1,200 (1,000)、高校生 ¥700(500) *( )内は20名以上の団体料金
HP: art.nikkei.com/sugimoto
「ピカソ meets ポール・スミス 遊び心の冒険へ」
Pablo Picasso (パブロ・ピカソ) の作品にインスピレーションを得て、デザイナーの Paul Smith (ポール・スミス) が会場デザインを手がけた展覧会「ピカソ meets ポール・スミス 遊び心の冒険へ」。2023年にパリで開催された Picasso の没後50周年を記念した特別展「Picasso Celebration: The Collection in a New Light!」を基に世界各地を巡る本展では、新たな表現を探究し続けた Picasso の作品群と、Paul Smith ならではの遊び心あふれる視点が交錯。ポップな色彩と自由な発想に包まれた空間が広がる。会場では、「青の時代」の《男の肖像》や、《アルルカンに扮したパウロ》などの代表作を含む約80点を、Picasso の創作の歩みを辿るように紹介。新鮮な視点から作品に触れる、ユニークな鑑賞体験をぜひ味わってみてほしい。
会場: 国立新美術館 企画展示室2E
住所: 東京都港区六本木7-22-2
会期: 6月10日(水)〜9月21日(月・祝)
時間: 10:00-18:00 *金・土は20:00まで。
休館日: 火 *8月11日(火・祝)は開館、8月12日(水)は休館
入場料: 一般 ¥2,400、大学生 ¥1,400、高校生 ¥1,000、中学生以下無料
*7月29日 (水)~31日 (金)は高校生無料観覧日 (学生証の提示が必要)
HP: art.nikkei.com/picasso_ps26
ダンヒル「Heritage and Leather Goods Exhibition」
本展では、Dunhill (ダンヒル) が誇るレザーの伝統と、英国クラフツマンシップの現代的表現にフォーカス。新作レザーコレクションやアイコニックなレザーコレクション「Alfred (アルフレッド)」を軸に、1893年の創業以来 Dunhill (ダンヒル) を形作ってきた革新性とサヴォアフェールの融合を紐解いていく。会場では、馬具や自動車アクセサリーをルーツとするメゾンの歴史を背景に、創業者 Alfred Dunhill (アルフレッド・ダンヒル) が手掛けた初期の「Motorities」ラゲージやドライビングアクセサリーから、ウォルサムストウの工房で130年以上受け継がれてきた技術を宿した「Alfred」のハンドル、そして現代のレザーグッズへと至るクラフトの軌跡を紹介。ブランドのレザーに息づくデザインコードを体感できる貴重な機会に、足を運んでみては。
会場: ダンヒル銀座本店
住所: 東京都中央区銀座 2-6-7
会期: ~6月28日(日)
時間: 11:00-19:00
休館日: なし
HP: dunhill.com
「ジョナス・メカス / 吉増剛造」
Jonas Mekas, Gozo Yoshimasu and Kobo Kumashiro, Tokachi, 1991, 2009. ©︎ Estate of Jonas Mekas.
戦後実験映画の先駆者 Jonas Mekas (ジョナス・メカス) と、日本を代表する詩人、吉増剛造による二人展。長年にわたり親交を深め、ときに互いの作品にも登場するなど、創作を通じて対話を重ねてきた二人の関係性に焦点を当てる。会場では、吉増とともに日本を旅する様子を16mmフィルムで記録した Mekas の『On My Way to Fujiyama I Saw…』や、撮影時の記憶や言葉をポラロイドの裏面に残した吉増剛造の『瞬間のエクリチュール』シリーズなどを展示。日々の出来事や偶然の瞬間を日記のように紡ぎ、映像や詩へと昇華してきた二人の作品世界を辿る。詩と映像が響き合う、親密な対話の空間にぜひ訪れてみて。
会場: TAKE NINAGAWA
住所: 東京都港区東麻布 2-14-8
会期: 5月16日(土)〜7月11日(土)
時間: 11:00-19:00 *金・土は20:00まで。
休廊日: 日、月、祝
HP: takeninagawa.com
「李禹煥 + クロード・ヴィアラ + ジャンフランコ・ザッペティーニ」
1960年代以降の現代美術を牽引してきた、李禹煥、Claude Vialat (クロード・ヴィアラ)、そして Gianfranco Zappettini (ジャンフランコ・ザッペティーニ) によるグループ展。作品を完成されたイメージとして捉えるのではなく、素材や支持体、行為、空間といった作品を成立させる要素そのものに目を向ける動きが広がった時代を背景に、異なる土地で独自の表現を築いてきた3名の作品を紹介する。会場では、もの派を代表する李禹煥による、余白と絵具の痕跡からものと空間の関係性を探る『Correspondence』をはじめ、支持体や素材を通して絵画のあり方を問い直してきた Vialat の作品、複数のカンヴァスを重ねて可視と不可視の関係を探究する Zappettini の『Tele Sovrapposte』シリーズが展示されている。三者三様の表現が交差する世界をぜひ体験してみてほしい。
会場: STANDING PINE 東京
住所: 東京都品川区東品川1-33-10 TERRADA Art Complex Ⅰ 3F
会期: 5月23日(土)〜6月20日(土)
時間: 12:00-18:00 *金・土は20:00まで。
休廊日: 日、月、祝
HP: standingpine.jp
マイケル・アナスタシアデス「From Warm Yellow to Saturated Red」
Courtesy of Taka Ishii Gallery / Photo: Marietta Mavrokordatou
ロンドンを拠点に活動するキプロス出身のデザイナー兼アーティスト、Michael Anastassiades (マイケル・アナスタシアデス) の個展。光や素材が持つ本質的な美しさを追求し、照明や家具、空間デザインなど幅広い領域で作品を発表してきた Anastassiades。本展では、太陽が地平線へ沈む過程で生まれる色彩の変化に着想を得た、最新作を紹介する。会場には、繊細なガラス管にフィラメントが浮かぶランプシリーズをはじめ、一本のダグラスファーから削り出されたスツール、竹を用いた照明、パティナ加工を施したブロンズオブジェなどが登場。Anastassiades の作品世界を通して、自然が生み出す光の移ろいを見つめてみては。
会場: タカ・イシイギャラリー 京都
住所: 京都府京都市下京区矢田町
会期: 6月6日(土)〜7月4日(土)
時間: 10:00-17:30 *金・土は20:00まで。
休廊日: 日、月、火、水、祝
HP: takaishiigallery.com/jp
川島悠輝「それぞれの部屋に明かりが灯され」
写真家、川島悠輝による東京で初となる写真展。大学卒業後に上京し、写真スタジオで働き始めた頃、一本の電話をきっかけに父との突然の別れを経験した川島。本展では、その日から10年の間に積み重ねてきた時間の中で、写真を通して向き合ってきた「残す」という行為に焦点を当てる。会場では、親しい人々との時間を捉えた写真をはじめ、羊文学、Yogee New Waves (ヨギー・ニュー・ウェーブス) 、中村佳穂などのミュージシャンの姿、日々の中で出会った風景など、川島が写し留めてきた作品を展示。「失ったものと、得たものとのあいだで揺れながら、僕は写真を撮り続けてきた」という本人の言葉のように、過ぎゆく時間の中で掬い上げてきた、大切な瞬間や感情に触れてみて。
会場: Roll
住所: 東京都新宿区揚場町2-12 セントラルコーポラス No.105
会期: 6月5日(金)〜6月27日(土)
時間: 13:00-19:00
休廊日: 月
HP: yf-vg.com/roll/yk.html
「もはやない国のかつてない光 東ドイツの女性写真家たち」
クリスティアーネ・アイスラー《ハイケ》1982年 © Christiane Eisler. Courtesy Loock Galerie, Berlin
本展では、第二次世界大戦後の分断期から再統一後にかけて、旧東ドイツを拠点に活動した女性写真家たちにフォーカス。ラインベックハレン財団が管理する貴重なヴィンテージ・プリント・コレクションを中心に、15名の作家による作品を紹介する。これまで日本におけるドイツ現代写真は、Bernd Becher (ベルント・ベッヒャー) や、彼のもとで学んだ Andreas Gursky (アンドレアス・グルスキー)、Thomas Ruff (トーマス・ルフ) ら旧西ドイツの写真家を中心に語られてきた。本展では、ライプツィヒの美術大学で学んだ Tina Bara (ティーナ・バーラ) や、旧東ドイツを代表する写真家 Sibylle Bergemann (ジビレ・ベルゲマン)、Ute Mahler (ウーテ・マーラー) をはじめとする女性写真家たちが生み出した多様な表現に着目。東ドイツ時代の写真作品から、再統一後の近作、映像作品、関連資料までを通して、これまで十分に語られてこなかった写真史の一面を紐解いていく。かつて存在した東ドイツの社会や日常を見つめ続けた、女性写真家たちの繊細な視線と確かな表現力。その作品群が切り開いた、新たな写真史の視点を辿ってみては。
会場: 神奈川県立近代美術館 葉山
住所: 神奈川県三浦郡葉山町一色2208-1
会期: 6月13日(土)〜8月30日(日)
時間: 9:30-17:00 *最終入館は16:30まで
休廊日: 月 *7月20日(月)は除く
HP:moma.pref.kanagawa.jp/hayama
リン・チーペン「223 BY 223」
北京を拠点に活動する写真家 Lin Zhipeng (リン・チーペン)。「No.223」の名でも知られる彼は、2003年より自身のブログで写真とテキストを発表し、ライターとしても活動する。中国のユースカルチャーを映し出す存在として支持を集めてきた。日本での個展開催が7年ぶりとなる本展のタイトル「223 BY 223」は、映画『恋する惑星』に登場する警官番号に由来し、Lin Zhipeng の活動名から名付けられたもの。未発表作品を中心に構成される本展では、親しい人々との私的な瞬間を捉えた作品群を通して、同時代を生きる若者たちの姿や文化を映し出す。時に官能的にも捉えられるそのイメージは、作為的に切り取られたものではなく、作家自身が大切にする日常の一部として存在する。鮮やかな色彩と親密な眼差しによって描かれる、若さや欲望、そして記憶の儚さに触れてみて。
会場: Akio Nagasawa Gallery Ginza
住所: 東京都中央区銀座4-9-5 銀昭ビル6F
会期: 6月4日 (木)〜7月4日 (土)
時間: 11:00–19:00 *土曜日は 13:00-14:00 閉館
休廊: 日・月・祝日
HP: akionagasawa.com
水津達大「Khora」
風景の描写に始まり、時代を超えたさまざまな芸術や思想を参照しながら、「場」のあり方を探求する水津達大。無数の線が織り成す画には、一本の線の引き方、筆の運び方にまで向き合い続けた、彼の思索の跡が刻まれている。本展「Khora (コーラ)」では、水津が近年精力的に取り組んでいる墨とアルミニウムを組み合わせた連作絵画を中心に、150号の新作を披露する。タイトル「Khora」は、プラトンが宇宙開闢論『ティマイオス』で説いた、万物の誕生を受け入れる母なる「場」に由来。その言葉は、自己と他者の境界が曖昧になり主観性と客観性が溶け合う状況を想起させる。水津は「Khora」を通して、あらゆる存在が無限に繋がり合う世界の根源に迫る。境界線が消え去り、どこまでも広がっていく新たな「場」の心地よさをぜひ体感してみてほしい。
会場: NEW
住所: 2026年6月5日(金)〜6月16日(火)
会期: 東京都渋谷区神宮前5-9-15 B1F
時間: 11:00-19:00
休廊日: 会期中無休
HP: https://newwwauction.com/
戎康友「A Whole California Anthology 1993–2025」
写真家・戎康友による「A Whole California Anthology 1993–2025」は、30年間にわたる取材の中で切り取られてきた、カリフォルニアの断片を数々まとめた写真展。『Whole Earth Catalog (ホール・アース・カタログ)』の編集を務めた Lloyd Kahn (ロイド・カーン) や、孤高のレジェンドと評されるシンガー Neil Young (ニール・ヤング) をはじめ、作家 Richard Brautigan (リチャード・ブロティーガン) など、同氏が憧れた1970年代の空気を色濃く残す人物と、その周囲に流れる時間や空気を捉えた作品が並ぶ。どこかセンチメンタルだが、確かな手触りを持ったカリフォルニアの記憶。デジタルが主流になった現代だからこそ、写真を通じてその移り変わりを、新鮮な気持ちで堪能してみてほしい。本展にあわせて行った戎氏のインタビューも、ぜひチェックして。
会場: BOOK AND SONS
住所: 東京都目黒区鷹番2-13-3 キャトル鷹番
会期: 5月28日(木)〜6月16日(火)
時間: 12:00-19:00
休館日: 水
HP: bookandsons.com
シュティファン・ドッター「RECORD」
ドイツ出身、現在は日本を拠点に活動するドキュメンタリー写真家 Stefan Dotter (シュティファン・ドッター)。本展では、アマゾン、ボルネオ、マダガスカルの自然生息地と先住民族コミュニティを記録した初のモノグラフ作品が展示される。世界で最も危機に瀕している熱帯雨林に暮らす先住民族コミュニティの声とニーズに声を傾け、森林破壊問題に取り組む非営利団体「Health In Harmony」。同団体の支援を受け、彼らの革新的な活動の軌跡を捉えた本作は、現代社会へ強いメッセージを投げかける展示となる。その真摯な探検の記録に、ぜひ会場で触れてほしい。
会場: flotsam books
住所: 東京都杉並区和泉1丁目10−7
会期: 6月6日(土)〜6月7日(日)
時間: 14:00-20:00
HP: flotsambooks.com
延命悠大「66」
1996年、埼玉生まれの写真家・延命悠大。そして、アメリカの原風景が広がる「ルート66」。延命が、2023年2月にこの象徴的な道をロードトリップし、風景とそこに流れる時間の移ろいを写し取ったエキシビションが開催される。旅の中で、見つけた何気ない景色や、空気。彼が写真家ではなく、旅人として記録したささやかな瞬間が会場には並ぶ。また、本展と同名の写真集もギャラリーにて展開される。会場に足を運ぶことで、ただ写真を見るだけでなく、まるで旅を追体験しているかのような感覚をもたらす空間となっている。ぜひ延命が歩んだ壮大なジャーニーを辿ってみてほしい。
会場: E2ギャラリー
住所: 東京都世田谷区駒沢4丁目14−13 2F
会期: 6月2日(火)〜6月12日(金)
時間: 13:00-19:00
HP: e2gallery.jp
「みんなでなにかをあつめている」
志萱⼤輔による長編初監督作品『猫を放つ』。7年にわたる期間を経て制作した、「幸せ」の輪郭を探す人々を描いた物語だ。本イベントは、その作品の世界観を多角的に体感できる場となっている。核となる昼の部では、7年間にも及ぶ製作期間中に監督本人が撮り溜めた写真、劇中から着想を得て生まれたエッセイやイラストレーションなどを展開。夜の部では、作品の世界観を音へと昇華させたアーティストたちによるライブ演奏も実施される。また、映画の制作背景やその過程を「記録と記憶」というテーマで編み直したオリジナルZINEも会場限定で発売。志萱⼤輔監督が記録した7年の歳月を、体感できる1日。作品を観た方はもちろん、観ていない方も、新しいカルチャーの入口としてこの空間を体験してほしい。
会場: gallery 光婉
住所: 東京都目黒区上目黒目黒1丁目3-9 藤屋ビル 4F
会期: 6月6日(土)
時間: 14:00-22:00
入場料: 14:00-18:30 *入場無料+1ドリンク制 (展示・マーケットタイム)
19:30〜22:00 *¥1,000+1ドリンク制、定員50名程度 (ライブタイム)
HP: hutpictures.jp











