今週のTFP的おすすめ展覧会
TFP的
おすすめ展覧会
現在開催中の展覧会や写真展、アートイベントから、The Fashion Post (ザ・ファッションポスト) のおすすめを毎週ピックアップ。
今週はどこへ行こう。毎週火曜日更新。
9/2026
「デュエット――アジアン・コンテンポラリー」
fumiko imano《our first dinner spaghetti/paris/2021》〈le fumistol〉より 2021 年 フォトモンタージュ(発色現像方式印画) 作家蔵 ©fumiko imano
本展では、土地に残る記憶から若者たちの姿、
会場: 東京都写真美術館
住所: 東京都目黒区三田 1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
会期: 9月30日(水)〜2027年1月17日(日)
時間: 10:00-18:00 *木・金曜日は 20:00 まで
休館日: 月 *月曜日が祝休日の場合は開館し、翌平日休館 、年末年始(12/28–1/1)
入場料: 一般 ¥900 (¥720)、学生 ¥720 (¥570)、高校生・65 歳以上 ¥450 (¥360) *()は有料入場者20名以上の団体料金
HP: topmuseum.jp
中野道「めいめつ」
写真家、映像作家、音楽家として活動する中野道の個展。長野・松本で過ごした幼少期から、身近な人との別れまで、自身の人生に現れては遠ざかっていった人や風景を撮り続けてきた中野道。本展では、老いや喪失を実感するなかで改めて向き合った、かつていた場所や共に過ごした人、何気なく目にしていた景色など、もう戻ることのできない時間を写真から辿る。シャッターを切った瞬間から過去へと変わっていく時間。その一方で、残された写真を見返すたび、画面には写っていない出来事や感情までもが呼び起こされ、記憶は形を変えていく。中野自身が「青春にさよならするようなもの」と語る本展で、消えていく時間と残された写真、そのあいだに明滅する記憶を辿ってみては。
会場: SISON GALLERy
住所: 東京都渋谷区猿楽町3-18
会期: 10月9日(金)〜10月22日(木)
時間: 13:00-18:00
休廊日: 月、火
HP: sison.tokyo
「B5」
池田宏 Hiroshi Ikeda
写真家・田附勝の呼びかけから始まった、令和8年熊本地震の被災地を支援するチャリティー・フォトプロジェクト。日々の生活に追われるなかで、被災した人々の暮らしへ意識を向け続けることができているのか。そんな自らへの問いから、一人ひとりができることを持ち寄り、少しでも力や希望につなげようと立ち上げられた。池田宏、草野庸子、関川徳之、題府基之、田附勝、中井菜央、野田祐一郎、野村佐紀子の8名の写真家が参加し、それぞれが選んだ1作品を展示・販売。企画の実施に必要な費用を除いた収益は、熊本県へ義援金として寄付される。写真を通して、被災地への支援をつなぐ取り組みとなっている。
会場: CANDLE CAFE & Laboratory ∆II
住所: 東京都世田谷区北沢2丁目37-3 2A
会期: 10月1日(木)〜10月17日(土)
時間: 11:00-翌5:00 *不定休
HP: candlecafe12
ザ・ノース・フェイス「NEVER STOP EXPLORING EXHIBITION」
THE NORTH FACE (ザ・ノース・フェイス) の創業60周年を記念した特別展示。1966年にサンフランシスコで誕生して以来、自然との関わりを起点に、アスリートとの挑戦やプロダクト開発、デザイン、カルチャーとの交わりを重ねてきたブランドの軌跡を紹介する。会場には、1960〜70年代前半に生まれた初期のプロダクトや、2000年代以降にさまざまなブランドやクリエイターと手がけてきたコラボレーション、空気量によって保温性を変化させる技術「Voxeloft (ヴォクセロフト)」を応用した未来のウェアなどが並ぶ。さらに、第二期創業者 Kenneth “Hap” Klopp (ケネス・ハップ・クロップ) をはじめ、音楽家の青葉市子、映画監督の河瀨直美、アスリートの Jimmy Chin (ジミー・チン)、俳優の吉村界人らの言葉を収めた映像作品も上映。プロダクトと、それを生み出してきた人々の視点を通して、THE NORTH FACE が築いてきた60年を振り返る機会となる。
会場: Goldwin東京本社
住所: 東京都港区北青山 3-5-6 青朋ビル 1F
会期: 10月1日(木)〜10月31日(土)
時間: 11:00-19:00
HP: goldwin.co.jp
「P.O.N.D. 2026」
渋谷 PARCO (パルコ) を舞台に、アートやファッション、音楽、映像など、新たな才能を紹介してきたカルチャーイベント「P.O.N.D.」が今年も開催。7回目となる今回は、「re/sort」をテーマに、館内各所でさまざまな表現を紹介する。「re/sort」とは、人が集う場所を意味する「resort」に、「re=再び」と「sort=整理する」という意味を重ねた言葉。身の回りにあるものをいつもとは違う角度から見つめることを表している。PARCO MUSEUM TOKYO では、写真や絵画、彫刻、インスタレーションなどを手がける国内外の作家10名によるグループ展を開催。さらに1階には、都市と生物の関係を探る現代美術家・稲垣悠太朗によるパブリックアートが登場するほか、SUPER DOMMUNE では玉山拓郎による光や音を用いたインスタレーションを展開。地下1階では、昨年の「P.O.N.D. AWARD」グランプリに輝いた、みずかみしゅうとの個展も開かれる。館内を巡りながら、ジャンルを越えて集まったさまざまな表現に触れてみては。
会場: 渋谷PARCO 4F PARCO MUSEUM TOKYO、1F エントランス、9F SUPER DOMMUNE、B1F GALLERY X BY PARCO
住所: 東京都渋谷区宇田川町15−1
会期: 10月2日(金)~10月19日(月)
時間: 11:00-21:00 *10月2日(金)16:30〜17:30はメディア・関係者向け内覧会の実施に伴い入場不可
HP: art.parco.jp
伊丹豪「a plan for all things」
©︎Go Itami, triangle 20250731, Inkjet print on baryta paper, 2026
画面の手前から奥までを鮮明に写し出す「全焦点」の手法を用い、写真を見る行為そのものに目を向けてきた写真家・伊丹豪。国内外で個展を開催するほか、建築家やデザイナー、出版社との協働などを通して作品を発表してきた。本展では、自宅を舞台に制作した新作を展示。家具や日用品など身の回りにあるものを組み合わせ、過去に見た写真や絵画から得たイメージも手がかりに、一つの光景をつくり上げて撮影している。そこでは、作家が意図して配置したものも、偶然そこにあったものも、鮮やかな色彩とともに等しくくっきりと画面に現れる。撮影後にはその配置が解かれ、つくられた光景は一枚の写真の中にだけ残される。会場デザインは建築家・板坂留五が担当。写真の中から何を選び、何に意味を見出すのか。私たち一人ひとりが無意識につくる視線のヒエラルキーを意識しながら、伊丹豪の写真と向き合ってみては。
会場: CAVE-AYUMI GALLERY
住所: 東京都新宿区矢来町114 高橋ビルB2
会期: 10月3日(土)~10月27日(火)
時間: 12:00-19:00
休廊日: 水、木
HP: caveayumigallery.tokyo
若林満 「Dérive (漂流)」
© Mitsuru Wakabayashi
2016年にアパレルの世界から写真家へ転身し、京都と東京を拠点に活動する若林満。広告や雑誌で撮影を手がける一方、カメラを携えて街や旅先を歩き、その土地の光や空気、人の気配を写し取ってきた。本展のタイトル「Dérive (デリヴ)」は、フランス語で「漂流」を意味する言葉で、思想家 Guy Debord (ギー・ドゥボール) が、目的地を定めず都市を歩きながら周囲の環境を体験する方法として提唱した概念に由来する。若林がこの言葉を知ったのは、自身が同じように行き先を決めず歩き、写真を撮ることを長く続けた後だったという。会場では、そうした日々の中で撮影された風景を紹介。何気なく通り過ぎている場所にも、立ち止まった瞬間にだけ現れる景色がある。若林の写真を辿りながら、普段見過ごしている街の表情に目を向けてみては。
会場: ライカギャラリー京都
住所: 京都府京都市東山区祇園町南側 570-120 ライカ京都店 2F
会期: 10月3日(土)~12月3日(木)
時間: 11:00-19:00
定休日: 月
HP: leica-camera.com
「蜷川実花展 はじまりの光」
First Light, 2026
©mika ninagawa / bookshop M Co.,Ltd. / Courtesy of Tomio Koyama Gallery
川口市立美術館の開館記念特別展として、写真家、映画監督、現代美術家として活動する蜷川実花の個展「はじまりの光」が開催。近年は大規模なインスタレーションも手がけてきた蜷川だが、本展では自身の表現の出発点でもある写真を中心に、これまでの作品と家族にまつわる記憶を紐解いていく。川口は、父である演出家・蜷川幸雄の出身地であり、蜷川自身も幼少期を過ごした場所。会場には、20代から現在まで約30年にわたり撮影してきたモノクロのセルフポートレート「Self-image」、父が亡くなるまでの1年半を記録した「うつくしい日々」、若き日の両親のアルバムを自ら撮影した新作「First Light」などが並ぶ。さらに、父・幸雄が実際に使用していた書斎を移設し、母・宏子によるキルト作品も展示。写真とともに自身や家族の時間を振り返りながら、蜷川の現在へとつながる背景を辿る展覧会となる。
会場: 川口市立美術館
住所: 埼玉県川口市川口3丁目1-2
会期: 9月12日(土)~11月29日(日)
時間: 10:00-18:00
休館日: 月曜日、9月24日、10月13日、11月24日 *9月21日、10月12日、11月23日は開館
HP: kawaguchi-moa.jp
「THE NAKED FRAME Vol.5」
©︎ Chikashi Suzuki
写真・音楽・書籍・ドリンクを通して、写真文化の魅力に触れるイベント「THE NAKED FRAME」。第5回となる今回は、90年代からエディトリアルやファッション写真の第一線で活躍し、TFP でもたびたびエディトリアルページを手がける写真家・鈴木親をゲストに迎える。フランスのファッション誌『Purple (パープル)』でキャリアをスタートし、国内外の雑誌やブランドのビジュアルを手掛けてきた鈴木。トークでは、編集者の鈴木哲也を聞き手に、プリントに宿る物語を紐解く。選曲を担当するのは、TOKYO No.1 SOUL SET (トーキョーナンバーワンソウルセット) の川辺ヒロシ。清澄白河の深川蒸留所によるドリンクも楽しめる。音楽やお酒とともに、写真を見つめ、語り合う一夜を過ごしてみては。
会場: NONLECTURE books/arts
住所: 東京都渋谷区宇田川町16-9 渋谷ZERO GATE B1
会期: 9月30日(水)
時間: 19:00-22:00 *18:30開場
入場料: 無料 *ワンドリンクオーダー制
HP: www.prolab-create.jp
「GOKITA RECORDS 五木田智央の妄想レコードジャケット」
モノクロームを基調に、人物の顔や身体を大胆に歪めた絵画で知られる五木田智央の個展。イラストレーターとしてキャリアをスタートし、プロレスや音楽、映画などの大衆文化から着想を得ながら、具象と抽象を行き来する独自の表現を築いてきた。Towa Tei (テイ・トウワ) や YMO (ワイ・エム・オー)、METAFIVE (メタファイブ) などのジャケットを手掛けるなど、音楽との関わりも深い。本展では、2002年から2018年にかけて取り組んだ「Gokita Records」を再び展開。実在しないレコードを想定して描き下ろした、100点以上の新作「妄想ジャケット」が一堂に会する。自身の趣味や嗜好、ユーモアあふれる発想を織り交ぜながら生み出される、五木田ならではの自由な空想世界を覗いてみては。
会場: アニエスベー ギャラリー ブティック
住所: 東京都港区南青山5-7-25 ラ・フルール南青山2F
会期: 9月12日(土)〜11月8日(日)
時間: 12:00-19:00
休廊日: 月 *10月12日は開廊
HP: agnesb.co.jp
「N.H.TPES WAREHOUSE NOT FOR SALE」
ヴィンテージのミリタリーウエアを独自の視点で再解釈し、現代の服へと落とし込んできた N.HOOLYWOOD TEST PRODUCT EXCHANGE SERVICE (N.ハリウッド テストプロダクト エクスチェンジサービス) のアーカイブ展が、東京と大阪で開催。会場には、デザイナーの尾花大輔が長年収集し、これまでのコレクションの着想源としてきたミリタリーウエアや装備品を展示する。アメリカ海軍のプロダクトへの関心を出発点に、NATO 軍をはじめ各国の軍用品へと対象を広げながら、その構造や機能、仕様を服づくりへ取り入れてきた同ライン。本展では、そうした実物を手がかりに、2009年の始動から現在まで約17年にわたるクリエイションの背景を紐解く。さらに、米空軍を代表するレザーフライトジャケット「A-2」や極寒地用フライトパーカ「N-3B」、米軍で使用されていたヘルメットバンドを再構築した限定アイテムも登場。N.H.TPES のものづくりの原点と、その変遷を辿る展示となっている。
会場: (1) Mister hollywood
(2) the newly
住所: (1) 東京都渋谷区神宮前4-13-16 Mister hollywood 3F
(2) 大阪府大阪市西区南堀江1-14-5 Mister hollywood Osaka 3F
会期: (1) 9月25日(金)〜10月4日(日)
(2) 10月9日(金)〜10月18日(日)
時間: 12:00-20:00
HP: n-hoolywood.com
「共時的星叢──時を共にした星たち 越境する芸術のまなざし」
東郷青児《超現実派の散歩》1929 SOMPO美術館蔵
©Sompo Museum of Art, 26012
日本との交流や同時代の文化を手がかりに、台湾近代美術の歩みを大規模に辿る本展。ゲストキュレーターを務めるのは、1930年代の台湾で活動したモダニズム詩人グループ「風車詩社」を題材にした映画『日曜日の散歩者』を手掛けた黄亜歴 (ホアン・ヤーリー)。会場には、陳澄波 (チェン・チェンボー) や黄土水 (ホアン・トゥシュエイ)、林玉山 (リン・ユイシャン)、郭雪湖 (グオ・シュエフ) らによる絵画、彫刻、版画、写真約200点が集結。さらに日本の作品約100点、書籍や雑誌、書簡、レコード、演劇や舞踏、工芸に関する資料など約500点も並ぶ。会場設計は台湾を拠点とする建築家ユニット UxU Studio (ユーバイユー スタジオ) が担当し、反射素材や迷路のような動線によって作品や資料が交差する空間を構成。美術から文学、音楽、建築までを行き来しながら、近代台湾から広がる文化のつながりを見つめてみては。
会場: 東京都現代美術館
住所: 東京都江東区三好4-1-1(木場公園内)
会期: 9月5日(土)〜12月13日(日)
時間: 10:00-18:00 (展示室入場は閉館の30分前まで) *11月の毎金曜日は20:00まで開館
休館日: 月、9月24日、10月13日、11月24日 *9月21日、10月12日、11月23日は開館
入場料: 一般 ¥2,000、大学生・専門学校生・65 歳以上 ¥1,400、中高生 ¥800、小学生以下無料
HP: mot-art-museum.jp
ヘルナン・バス「TIME TO SHINE! (THE SALESMEN) 」
Hernan Bas, The prodigal son (farmers market, 3:30pm), 2026. Acrylic on linen. 101.6 × 76.2 cm | 40 × 30 inches. Photo by Silvia Ros. Courtesy of the artist and Perrotin.
思春期と大人の狭間に佇む青年たちを、緻密な描写と鮮やかな色彩で描いてきた Hernan Bas (ヘルナン・バス)。文学や神話、歴史、若者文化などを取り込みながら、美しさと滑稽さ、憂愁とユーモアが交錯する独自の絵画世界を築いている。物語を軸に、タイトルから着想した情景を膨らませ、写真モンタージュによってイメージを構築した後、キャンバスへ投影して彩色する独自の制作プロセスも特徴的だ。日本では8年ぶりとなる本展では、アメリカ郊外のヤードセールや生花店、浜辺の土産物売りなど、「商いの場」を舞台にした新作を発表。古着や雑貨、萎れかけた花、値札のついた貝殻と、それらを売る青年たちの姿を通して、商品と人、売る側と売られる側の境界を曖昧にしながら、価値や時間、老いといったテーマを浮かび上がらせる。Hernan Bas が新たに描き出す、日常のなかの奇妙でユーモラスな光景に触れてみては。
会場: ギャラリーペロタン東京
住所: 東京都港区六本木6-6-9 ピラミデビル1F
会期: 9月9日(水)〜11月11日(水)
時間: 11:00-19:00
休廊日: 月、日、祝
HP: perrotin.com
清川あさみ|名和晃平「Invisible Garden」
Asami Kiyokawa | Kohei Nawa PixCell-Our New World (Detail) 2026 mixed media Photo by Nobutada OMOTE
刺繍を通して見えないものを可視化し、新たな物語を紡ぐ清川あさみと、透明な球体を用いた「PixCell」シリーズで知られる名和晃平。異なる手法でイメージの見え方を変えてきた二人が、初めて一つの空間で作品を展開する。本展のテーマとなるのは、滴や胞子、微生物、動植物から、人の記憶や時間、夢や想像力まで、目に見えるものと見えないものが共存する「にわ」。なかでも目を引くのが、約9メートルに及ぶ大型の共作「PixCell-Our New World」だ。風景写真や生成 AI による画像の断片をもとに清川あさみが構成した画面を、名和晃平が透明なセルで覆い、二人の表現が一つの作品のなかで交差する。このほか、名和晃平の「PixCell-Random」や清川あさみの「Serendipity」などの新作も展示。白い空間に浮かぶ作品がゆるやかにつながりながら一つの「にわ」を形づくる会場を巡り、そこに潜む生命や記憶の気配に触れてみて。
会場: ポーラ ミュージアム アネックス
住所: 中央区銀座 1-7-7 ポーラ銀座ビル 3 階
会期: 9月16日(水)〜11月8日(日)
時間: 11:00-19:00 *11月6日~11月8日は10:00開館
HP: https://www.po-holdings.co.jp/m-annex/
「Stephen Gill」
Hackney Flowers 2004-2007
自然や身近な環境に目を向け、植物や土など、その土地にあるものを制作に取り入れながら独自の写真表現を追求してきたイギリス人写真家 Stephen Gill (スティーブン・ギル) の個展。撮影場所で採集した植物などをカメラ内部に入れ、風景と重なる偶然の影や痕跡をフィルムに写し込むなど、通常の撮影だけでは生まれない像を生み出してきた。「Hackney Flowers」では、ロンドン東部のハックニーで撮影した写真に、同じ土地で採集した花や種を重ね、ときには土に埋めることで作品を制作。さらに「The Pillar」では、スウェーデンの農地に立てた一本の杭にモーションセンサー付きカメラを向け、そこを訪れる鳥たちの姿を捉えた。植物や土、生き物の動き、時間の経過や偶然までを写真に取り込む Stephen Gill。本展では、独創的なアプローチによって写真の可能性を広げてきた、その制作を辿ることができる。
会場: art cruise gallery by Baycrew’s
住所: 東京都港区虎ノ門2-6-3
会期: 9月11日(金)〜11月8日(日)
時間: 11:00-20:00
HP: artcruisegallery.com
「ガラスの現在|Glass Today」
透明でありながら、光や熱によって表情を変え、ときには繊細に、ときには力強い存在感を見せるガラス。本展では、その素材に異なるアプローチで向き合う4名のアーティストの作品を紹介。赤松音呂は、音や時間を取り込んだインスタレーションから彫刻まで幅広く制作し、佐々木類は自然や日々の暮らしのなかで感じた記憶をガラスに重ねる。地村洋平は、熱によってガラスが溶け、歪み、やがて固まっていく一連の変化そのものを制作に取り込み、素材が形を変える過程を作品として残す。そして May Masutani (マスタニ・メイ) は、小さなガラスのパーツを手作業で連ね、記憶や人とのつながりといった形のない感覚を繊細な構造体として立ち上げる。同じガラスを起点としながら、異なる技法や視点によってそれぞれの表情を引き出す4人の作品を通して、いま広がるガラス表現の面白さを覗いてみてほしい。
会場: 和光 本店地階 アーツアンドカルチャー
住所: 東京都中央区銀座4丁目5-11 地階
会期: 9月10日(木)〜9月23日(水)
時間: 11:00-19:00
HP: wako.co.jp
花代「Hanayo V – よのなかばかなのよ Are we not drawn onward, we few, drawn onward to new era?」
Hanayo
“よのなかばかなのよ Are we not drawn onward, we few, drawn
onward to new era?”
© Hanayo / Courtesy of Taka Ishii Gallery Photography / Film
写真を軸に、音楽や舞踊、立体、パフォーマンスなど幅広い表現を手がけてきた花代の個展。タカ・イシイギャラリーでの初個展から30年となる本展では、京都・矢田町に伝わる「伯牙山」の故事を起点に、新作映像や彫刻、書、舞踊、近年制作を続ける「箱」を用いた写真彫刻を展開する。自らの琴を理解する親友を失い、琴を壊した名手・伯牙の物語に花代が重ねるのは、デジタル化が進むなかで失われつつあるフィルム文化と、それでも写真を撮り続ける自身の姿。斎藤玲児との新作映像では、フィルムの衰退を前にカメラを壊そうとする金太郎のもとへ、時空を超えて伯牙が現れる物語が描かれる。さらに、前田征紀がアートディレクションを担当し、異なるメディアによる作品をひとつの空間に構成。写真を撮ること、踊ることを日々繰り返してきた花代の営みと、変わりゆく時代との関係を浮かび上がらせる。
会場: タカ・イシイギャラリー 京都
住所: 京都府京都市下京区矢田町123
会期: 9月6日(日)〜9月27日(日)
時間: 13:00-19:00
定休日: 日、月、火、水 * 9月19日(土)〜9月23日(水)は開廊
HP: takaishiigallery.com
髙橋恭司「Mini/Cars」
ファッションやカルチャーをはじめ、さまざまな領域で写真を撮り続けてきた写真家・髙橋恭司の個展。void+で3回目となる本展では、髙橋が近年撮り続けているミニカーを被写体にした新作約10点を展示する。小さなミニカーを街や自然のなかに置き、その場の光や影、偶然写り込むものもそのまま受け入れながらシャッターを切る。実際には手のひらほどの大きさの車が、写真のなかでは本物の車のように見えたり、見慣れた景色が少し不思議に映ったり。髙橋のまなざしを通すことで、いつもの風景にこれまでとは違う見え方が生まれていく。会場では作品とともに、髙橋が実際にミニカーを撮影する様子を収めた映像も公開。さらに初日の9月19日(土)15:00−16:00 には、写真家・野田祐一郎を迎えたトークショーも開催。詳細は HP をチェック。
会場: void+住所: 東京都港区南青山3-16-14 1F会期: 9月19日(土)〜10月10日(土)時間: 12:00-19:00休廊日: 日、月HP: voidplus.jp
今村文「温かい家」
花や植物をモチーフに制作を続ける作家、今村文の初作品集『温かい家』の刊行を記念した展覧会。2015年から10年以上にわたり取り組んできた代表的な「温かい家」シリーズから、核となる35点と新作22点の計57点を収めた一冊の刊行にあわせ、その作品を紹介する。半透明のグラシン紙に水彩やコラージュを施し、植物の姿を繊細な色彩とともに描いてきた今村文は、近年ロンドンで作品を発表するなど、国内外へと活動の場を広げている。制作当初、自分を守る外側の殻のような存在として捉えていた「家」は、作家自身が母となり、環境や心身が変化するなかで、内側からひらかれ、内と外をゆるやかにつなぐものへと意味を変えてきた。鮮やかな赤い花から伸びる茎や根は、植物でありながら血管や臓器のようにも映り、身体の内側を思わせる。幾重にも重なる赤や、葉に残る小さな虫食いの跡、力強く伸びる根など、細部に宿る植物の表情にも目を凝らしてみて。
会場: 森岡書店
住所: 東京都中央区銀座1丁⽬ 28-15 鈴⽊ビル
会期: 9月15日(火)〜9月20日(日)
時間: 13:00-19:00
定休日: 月
HP: moriokashoten
「soft room / drivein」
Toyo Field 45CF, Daisuke Yokota
完成した作品だけでなく、その一枚が生まれるまでのカメラや機材、撮影方法に目を向けるグループ展。参加するのは、それぞれ異なるアプローチで写真表現を探ってきた横田大輔、濵本奏、宇田川直寛、古田直人、草野庸子、渡邊聖子の6名。作品として表に現れる写真だけではなく、作家が使う道具や制作の過程、その周囲にあるものまでを一つの「部屋」と捉え、写真家それぞれの制作のあり方を紐解いていく。会場では作品展示に加え、6名のカメラや機材、撮影プロセスを収録したアンソロジー『soft room』を刊行。新作を含む写真集やZineが並ぶブックフェアも開催される。また、若手の表現者がポートフォリオやカメラを持ち寄り、出展作家との対話から制作途中の作品を掘り下げるイベントも実施。外側からは見えない、6名それぞれの「部屋」を探究してみては。
会場: flotsam books
住所: 東京都杉並区和泉1-10-7)
会期: 9月17日(木)〜9月27日(日)
時間: 14:00-20:00
定休日: 水
HP: flotsambooks.com
田名網敬一「DO NOT BOMB」
田名網 敬一
DO NOT BOMB
2024
Pigmented ink, acrylic silkscreen medium, crashed glass, glitter, acrylic paint on canvas
H141 x W100 x D4 cm
NANZUKA (ナンヅカ) が渋谷アクシュ内に新たなフラッグシップギャラリー「NANZUKA」をオープン。こけら落としとして、2024年に逝去した田名網敬一の個展「DO NOT BOMB」を開催する。幼少期に第二次世界大戦を経験した田名網は、防空壕から見た照明弾や金魚、爆撃の音など、夢と現実が入り混じる戦時中の記憶を、その後60年以上にわたる制作のなかで繰り返し描いてきた。本展では、1960年代の初期作品から晩年の未発表作までを通して、その記憶が時代とともに変容していく過程を辿る。展覧会の核となる「DO NOT BOMB」では、戦争体験と結びつく金魚が爆弾へと姿を変え、爆発によって飛び散る破片は薔薇の花弁へと置き換えられている。さらに、1960〜70年代のシルクスクリーンやコラージュ、アニメーション、「臓器の劇場」、「ピカソの悦楽」シリーズ、近年の立体・映像作品なども集結。個人的な記憶とポップカルチャーを交差させながら独自の視覚世界を築き上げた田名網。ぜひ NANZUKA の新たな拠点で、彼の生涯にわたる創造性の軌跡を辿ってみては。
会場: NANZUKA
住所: 東京都渋谷区渋谷 2-17-1 渋谷アクシュ 3F
会期: 9月12日(土)〜10月17日(土)
時間: 10:00-19:00
休廊日: 日
HP: nanzuka.com
「Tokyo Gendai」
国内外のギャラリーが集う国際アートフェア「Tokyo Gendai」が、今年もパシフィコ横浜で開催される。第4回となる今回は、ギャラリーブースに加え、映像や写真、若手作家に焦点を当てた企画も展開。フェア初となる映像作品のスクリーニングでは、Marina Abramović (マリーナ・アブラモヴィッチ) や田名網敬一、Rhizomatiks (ライゾマティクス) らの作品を大型 LED で上映する。また、カイカイキキギャラリーは、村上隆がセレクトした若手作家を紹介する特別ブースを出展。「PHOTOFAIRS Shanghai」とのコラボレーションでは、中国から4つのギャラリーを迎え、現代写真を中心とした作品を紹介する。さらに、全9回のトークセッション「Art Talks」には、アーティスト兼クチュールデザイナー Iris van Herpen (イリス・ヴァン・ヘルペン)、建築家の青木淳、アーティストの草野絵美らが登壇。作品との出会いはもちろん、現代のアートを取り巻く新たな動きにも触れられる3日間となっている。
会場: パシフィコ横浜
住所: 神奈川県横浜市西区みなとみらい 1-1-1
会期: 9月11日(金)-9月13日(日) *ヴェルニサージュは9月10日(木)に開催
時間: 9月11日は12:00-20:00、9月12日は11:00-18:00、9月13日は11:00-17:00
入場料: 一般 ¥5,000、ヴェルニサージュ ¥30,000、大学生 ¥1,500、中高生/障がいのある方 ¥1,000、小学生以下のお子様は無料
HP: tokyogendai.com
アン・ヴェロニカ・ ヤンセン「東京、銀座5丁目4-1」
《Rose 》 | 2007 年 | 7 基のスポットライト、人工塵 | 直径350 -440 cm ( サイズ可変) | Photo: Andrea Rossetti | Courtesy of IAC Villeurbanne
光や色、人工煙霧などを用い、空間そのものを作品へと変えてきたベルギー人アーティスト Ann Veronica Janssens (アン・ヴェロニカ・ヤンセン) の日本初個展。銀座メゾンエルメス ル・フォーラムを舞台に、1990年代以降の作品から新作まで10点余りを紹介する。なかで「Rose」は、7基のスポットライトと空気中を漂う微粒子によって、普段は形を持たない光を立体的に浮かび上がらせる作品。ほかにも、体温に反応して座面の色が変化するブランコ「Swings」や、無数の青いグリッターが光を受けて表情を変える作品、自身の声を取り入れた新作などが並ぶ。鑑賞者が歩いたり、触れたりすることで、光や色、空気の見え方まで刻々と変化していく本展。視覚だけでなく身体全体で、 Ann Veronica Janssens が生み出す不確かな空間を体感してみては。
会場: 銀座メゾンエルメス ル・フォーラム
住所: 東京都中央区銀座5-4-1 銀座メゾンエルメス 8・9階
会期: 9月11日(金)〜2027年1月11日(月・祝)
時間: 11:00-19:00
休廊日: 水、年末年始 *9月23日は開館
HP: fondationdentreprisehermes.org
「バング & オルフセンのデザインとクラフツマンシップ」
デンマーク発のオーディオ・ビジュアルブランド、Bang & Olufsen (バング & オルフセン) の100年にわたるものづくりを辿る展覧会。1925年にデンマーク北部のストルーアで創業し、音響技術とデザインを追求してきた同ブランド。本展では、歴代の名作をはじめ、ブランドを特徴づけるアルミニウム加工などの製造技術に着目し、そのデザインを支えてきたクラフツマンシップを紹介する。さらに、製品を長く使い続けるための「Cradle to Cradle」の取り組みや、2025年に始動したカスタマイズプログラム「Atelier」も展示。歴史的なプロダクトから現在の試みまでを通して、機能性と彫刻的な美しさを併せ持つプロダクトがいかに生み出されてきたのか、その背景にある技術と思想に迫る。
会場: 松屋銀座 7階 デザインギャラリー1953
住所: 東京都中央区銀座3-6-1
会期: 9月9日(水)〜11月2日(月)
時間: 11:00-20:00 *11月2日は17:00閉館
HP: bang-olufsen.com
ヴィヴィアン・サッセン「Myriads」
光と影がつくる強いコントラストや鮮やかな色彩、身体を大胆に切り取った構図で独自の写真表現を築いてきたオランダ人写真家 Viviane Sassen (ヴィヴィアン・サッセン) の個展。人物や植物、風景などを被写体に、身体の一部を影で覆ったり、周囲の色や形と重ねたりすることで、躍動感と一目で視線を引きつける強さを備えた作品を生み出してきた。Miu Miu (ミュウミュウ) や Louis Vuitton (ルイ・ヴィトン)、Dior (ディオール) などのキャンペーンも数多く手がけ、ファッションとアートを行き来しながら磨かれた色彩感覚や構図も Viviane Sassen の表現を特徴づけている。2年ぶりの国内個展となる本展では、日本初公開となる未発表作品に加え、長期にわたり制作する「Frau Holle」シリーズを展示。大判プリントならではの色彩や質感の迫力、作品が並置されることで生まれる思いがけない連想や対話とともに、Viviane Sassen ならではの作品世界を訪れてみて。
会場: The Mass
住所: 東京都渋谷区神宮前 5-11-1
会期: 9月5日(土)〜11月8日(日)
時間: 12:00-19:00
休廊日: 月、火
HP: themass.jp
クリストファー・ザンコ「RICOCHET」
鮮やかな色面と彫り込まれた力強い線で、オーストラリアの郊外に広がる日常の風景を捉える Christopher Zanko (クリストファー・ザンコ) の個展。木の板を彫刻し、その上からアクリル絵の具を重ねるウッドレリーフによって、20世紀半ばに建てられた住宅や窓辺の植物など、日々の暮らしに根ざしたモチーフを描いてきた。木版画を思わせる大胆な輪郭と、彫りによって生まれる陰影や凹凸が、風景に独特の奥行きをもたらしている。Zanko が古い住宅を繰り返し取り上げる背景には、再開発などによって変わりゆく故郷ウロンゴンの街並みがある。取り壊され、姿を消していく家々を作品に留めることで、そこに暮らした人々やコミュニティの痕跡を掬い上げる。本展「RICOCHET (跳ね返り)」では、そうした風景から自身の暮らしと結びついたモチーフまでを展示。移り変わる日常のなかに残る記憶を、Zanko の作品を通して辿ってみてほしい。
会場: LAID BUG
住所: 東京都渋谷区代官山町2-3 BF
会期: 9月11日(金)〜10月3日(土)
時間: 13:00-20:00
休廊日: 日、月
HP: laidbug.com
フェイイ・ウェン「correcting the wind」
淡く滲む植物や水面、霞がかった山々など、現実を写しながらも記憶の断片を覗いているような写真を手がける Feiyi Wen (フェイイ・ウェン) の展覧会。北京に生まれ、現在はロンドンを拠点に活動する Feiyi Wen は、自ら撮影した写真やファウンドフォトをもとに、伝統的なプリント技法と現代的な現像・加工方法を組み合わせて作品を制作。スキャンや再撮影、プリントを繰り返し、異なる像や時間を幾層にも重ねることで、目の前の景色を再構成していく。その背景には、中国の山水画や東洋思想から培われた自然へのまなざしがある。本展では、蝶と岩という異なる時間を生きる存在をタイトルに掲げた初写真集『butterflies are quicker than rock』の刊行にあわせ、その作品世界を紹介。幾重ものレイヤーを通して、自然の移ろいや時間の儚さをそっと浮かび上がらせる展覧会となっている。
会場: (PLACE) by method
住所: 東京都渋⾕区東 1-3-1 カミニート#14
会期: 9月12日(土)〜9月20日(日)
時間: 12:00-19:00
HP: nidigallery.com
「Margaret Howel Life and Work Exhibition」
MARGARET HOWELL (マーガレット・ハウエル) の新刊書籍『マーガレット・ハウエルの暮らしと仕事 Margaret Howell Life and Work』の刊行を記念したエキシビション。代官山 T-SITE GARDEN GALLERY (ティーサイト ガーデン ギャラリー) を中心に、神南店、MHL.代官山店の3拠点を巡りながら、MARGARET HOWELL のものづくりに触れることができる。本展では、Margaret Howell 自身が撮影した写真を展示するほか、各会場が連動した企画も展開。新刊では、ロンドンの住まいやサフォークのセカンドハウス、長年愛用する家具や日用品、ブランドを象徴するプロダクト、ワークルームでの制作風景などを収録している。書籍と展示を通して、50年以上にわたりものづくりを続けてきた MARGARET HOWELL の暮らしと仕事、その根底にある美意識に触れてみては。
会場: 代官山 T-SITE GARDEN GALLERY
住所: 東京都渋谷区猿楽町16-15
会期: 9月5日(土)〜9月13日(日)
時間: 10:00-19:00 *初日は12:00会場、最終日は18:00閉場
HP: margarethowell.jp
「シルケ・オットー・ナップ」
Silke Otto-Knapp “Moontrail (Trio A)”, 2010
Watercolor and gouache on canvas 140.5 x 160.5 cm
© Estate of Silke Otto-Knapp. Courtesy of Taka Ishii Gallery /
Photo: Kenji Takahashi
ドイツ出身の画家 Silke Otto-Knapp (シルケ・オットー・ナップ) の没後初となる個展。タカ・イシイギャラリーでは8年ぶり4度目となる本展では、2006年から2019年までに制作された約8点を展示する。Silke Otto-Knapp は、キャンバスに水彩絵具やガッシュを塗り重ね、布やスポンジ、水を用いて顔料を取り除く独自の技法を用い、描くことと消すことを往復しながら作品を制作してきた。主題として繰り返し取り上げたのは、ダンスやパフォーマンス、身体。本展では、Yvonne Rainer (イヴォンヌ・レイナー) の代表作「Trio A」を参照した大型作品「Moontrail (Trio A)」をはじめ、ダンサーを描いた作品などを紹介。また、Antony Tudor (アントニー・テューダー) のバレエ作品「Jardin aux Lilas」に着想を得た、76点からなる版画連作の一部「Lilac Garden (2)」からは、身体言語によって心理を表現した20世紀バレエの視覚言語を脱構築し、再構築しようとする作家の関心が伺える。晩年の風景画までを通して、静止した画面に身体の動きや揺らぎの気配が立ち現れる、Silke Otto-Knapp の絵画世界が広がる。
会場: タカ・イシイギャラリー 京橋
住所: 東京都中央区京橋1-7-1 TODA BUILDING 3階
会期: 8月1日(土)〜9月19日(土)
時間: 11:00-19:00
休廊日: 日、月、祝
HP: takaishiigallery.com
ワイクリフ・ムンドパ 「Ritual」
ジンバブエ・ハラレを拠点に活動するアーティスト Wycliffe Mundopa (ワイクリフ・ムンドパ) の個展。自身が暮らすハラレの街やコミュニティに目を向け、母親や子ども、ケアに携わる人々、セックスワーカーなど、社会のなかで見過ごされ、語られる機会の少なかった人々の存在に光を当て、その日常や生の豊かさを鮮やかに描き出してきた。油彩と布のコラージュを組み合わせた作品には、鮮烈な色彩のなかに人物たちの身振りや表情、互いの親密な関係性が立ち現れる。Henri de Toulouse-Lautrec (アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック) の豊かな人物表現や Henri Matisse (アンリ・マティス) の大胆な色彩感覚を思わせながら、西洋絵画の系譜と現代ジンバブエの風景を交差させる Wycliffe Mundopa。本展「Ritual」では、ケアや労働、人とのつながりといった日々の営みを見つめながら、そこに宿る尊厳や生命力を浮かび上がらせる。
会場: space Un
住所: 東京都港区南青山2-4-9 KLO南青山ビル1F
会期: 8月29日(土)〜10月16日(金)
時間: 12:00-19:00
休廊日: 月、火
HP: spaceun.tokyo











