今週のTFP的おすすめ映画
TFP的
おすすめ映画
「今、観るべき」「今からでも観れる」映画を月替わりでご紹介。東京都心で公開中の映画を中心に、
The Fashion Post (ザ・ファッションポスト) 編集部おすすめの作品を、大型シネコンからミニシアターまでセレクト (毎週火曜更新)。
9/2026
『UNDERGIRL』
© 2026 UNDERCOVER
UNDERCOVER (アンダーカバー) が2011年春夏コレクションで発表した作品『UNDERMAN』から15年。写真とグラフィックによって描かれた架空のヒーローの世界を、約1時間の長編映像作品として映し出す。都市の哀しみを背負い、人々を守り続けてきたヒーロー・UNDERMAN は、ある日忽然と姿を消す。残された娘・息吹ユリの前に謎の使者・キコが現れ、父の後継者「UNDERGIRL」となる宿命を告げる。導かれるまま試練へと身を投じるユリは、やがて自身の運命と向き合っていく。監督を務めるのは、写真家・映像作家の守本勝英。高橋盾、永戸鉄也、守本勝英、水谷太郎を中心とする UNDERCOVER PRODUCTION が制作を手がけ、脚本は4人が共同で執筆。主人公・息吹ユリを中島セナ、UNDERMAN を松田龍平が演じるほか、2011年の『UNDERMAN』に引き続き、水原希子も出演する。ファッションと映像が交差する、UNDERCOVER の新たな物語を堪能してみては。
公開日: 9月14日(月)
監督: 守本勝英
出演: 中島セナ、松田龍平、水原希子、倍賞美津子
HP: undercoverism.com/new/20260902_undergirl
『オデュッセイア』
© 2026 UNIVERSAL STUDIOS
西洋文学の原点とされる古代ギリシャの詩人 Homeros (ホメロス) の叙事詩『オデュッセイア』を、『オッペンハイマー』『インターステラー』の Christopher Nolan (クリストファー・ノーラン) 監督が映画化し、トロイア戦争後の英雄オデュッセウスによる10年におよぶ帰還の旅を描く。トロイア戦争を終えたイタケの王オデュッセウスは、妻と息子が待つ故郷への帰還を目指す。しかし神々の怒りを買った彼の前には、巨人や魔女など、幾多の試練が立ちはだかる。一方、王の不在が続く故郷では、王妃ペネロペに求婚者アンティノオスが迫り、息子テレマコスも窮地に追い込まれていた。愛する家族のもとへ帰り着くため、オデュッセウスは過酷な運命に立ち向かっていく。神話の壮大な世界観と、Christopher Nolan 監督ならではの圧倒的な映像表現が融合する本作。英雄の10年におよぶ旅路をスクリーンに描き出す。
公開日: 9月11日(金)
監督: Christopher Nolan
出演: Matt Damon (マット・デイモン)、Tom Holland (トム・ホランド)、Anne Hathaway (アン・ハサウェイ)
HP: odyssey-film.jp
『ルックバック』
©藤本タツキ/集英社 ©2026 K2 Pictures・集英社
『チェンソーマン』で知られる漫画家の藤本タツキが2021年に発表し、劇場アニメ版も話題を集めた同名漫画を、『万引き家族』などを手がけた是枝裕和が監督・脚本・編集を務め、実写映画化。漫画へのひたむきな思いで結ばれた2人の少女の13年間にわたる軌跡を、美しい四季とともに丁寧に描き出す。小学4年生の藤野は、学年新聞に4コマ漫画を連載し、クラスメイトたちから絶賛されていた。そんなある日、不登校の同級生・京本の圧倒的な画力に打ちのめされ、漫画を描くことを諦めてしまう。卒業式の日、京本が自分の漫画のファンだったことを知った藤野は、彼女と一緒に漫画を描き始める。漫画を通して絆を深めていく2人だったが、やがてその日常を大きく揺るがす出来事が起こる。『万事快調 オール・グリーンズ』の出口夏希が藤野役、『ハピネス』の蒔田彩珠が京本役で主演を務め、漫画編集者・前田役を菅田将暉が演じた。少女たちの成長と喪失を描く物語を、ぜひ劇場で見届けてほしい。
公開日: 9月11日(金)
監督: 是枝裕和
出演: 出口夏希、蒔田彩珠
HP: k2pic.com/film/lb
『BULLY ブリー 4K』
© 2001 STUDIOCANAL SAS. All rights reserved
『KIDS キッズ』の Larry Clark (ラリー・クラーク) 監督が、1993年に米フロリダ州で実際に起きた殺人事件を題材に、若者たちの退屈や欲望、支配、暴力を描いた青春犯罪ドラマ。舞台は、南フロリダの郊外。ボビーは暴力によって幼馴染であるマーティを支配し、マーティは傷つきながらもボビーから離れられずにいた。そんな彼らの前に、奔放な少女アリとリサが現れる。マーティに恋をしたリサは、ボビーの支配から救い出そうとし、ボビーさえいなくなれば、すべてが終わるのではないかと感じていく。そしてある夏の夜、彼らは一線を越えてしまう。マーティ役を Brad Renfro (ブラッド・レンフロ)、ボビー役を Nick Stahl (ニック・スタール) が演じ、Michael Pitt (マイケル・ピット) ら2000年代初頭のアメリカ映画界を彩った若手俳優たちが顔をそろえた。実際に起きた殺人事件をもとに、青春の痛み、欲望、暴力の平凡さを剥き出しにした衝撃作が、現代のスクリーンに4Kで蘇る。
公開日: 9月11日(金)
監督: Larry Clark
出演: Brad Renfro、Nick Stahl、Bijou Phillips (ビジュー・フィリップス)
HP: www.bully4k.com
『私たちは、ちょうどいい。』
©2024 CHOSEN FAMILY, LLC All Rights Reserved.
疎遠になった父を SNS で探していた女性が、父と同姓同名の見知らぬ男性とかけがえのない友情を育んでいく姿を描いたヒューマンドラマ。本作が長編デビュー作となる Tracie Laymon (トレイシー・レイモン) が監督・脚本を手がけ、自身の実体験に着想を得て撮り下ろした。住み込みで友人の介助をしながら暮らすリリー・トレヴィノ。幼い頃に母に捨てられ、父とも疎遠になっていた彼女は、孤独を抱えながら生きていた。そんなある日、SNS で父と同姓同名の見知らぬ男性ボブ・トレヴィノに友達申請を送ってしまう。何気ないメッセージのやり取りを重ねていくうちに、リリーとボブの間には少しずつ特別な友情が芽生えはじめる。テレビドラマ『ユーフォリア EUPHORIA』の Barbie Ferreira (バービー・フェレイラ) がリリー・トレヴィノ、『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』の John Leguizamo (ジョン・レグイザモ) がボブ・トレヴィノを演じた。誰もが SNS でつながるこの時代に、人違いから始まった偶然の出会いを描いた本作品。嘘みたいな本当の話が、観る者の心をそっとやさしく包み込む。
公開日: 9月11日(金)
監督: Tracie Laymon
出演: Barbie Ferreira、John Leguizamo、French Stewart (フレンチ・スチュワート)
HP: bobtrevinolikesit-movie.com
『ヒンド・ラジャブの声』
©MIME FILMS — TANIT FILMS
『皮膚を売った男』『Four Daughters フォー・ドーターズ』の Kaouther Ben Hania (カウテール・ベン・ハニア) 監督が、6歳の少女 Hind Rajab (ヒンド・ラジャブ) とその家族、そして救助に向かった救急隊員がイスラエル軍に殺害された事件を映画化。イスラエルによるガザへの攻撃が続いていた2024年1月29日、パレスチナの人道支援組織「パレスチナ赤新月社」に一本の緊急通報が入る。それは、銃撃下の車内に閉じ込められた6歳の少女ヒンド・ラジャブからのものだった。ガザから避難しようとしていたヒンドとその家族は、乗っていた車がイスラエル軍に攻撃され、ヒンドをのぞく全員が命を落としていた。残された彼女を救出するため、少女との通話をつなぎながら、あらゆる手を尽くして救出を試みる。チュニジアの気鋭 Kaouther Ben Hania 監督が、パレスチナ赤新月社が記録した緊急通報の内容をもとに製作。作中の電話シーンにおける音声は、事件当日の本物の通話記録が使用されている。Brad Pitt (ブラッド・ピット)、Joaquin Phoenix (ホアキン・フェニックス) など、錚々たる映画人たちが製作総指揮に名を連ねた。ひとりの少女が助けを求め続けた5時間を鮮明に描き出し、戦争下で起きた悲劇を通して、観る者にその現実を突きつける。
公開日: 9月4日(金)
監督: Kaouther Ben Hania
出演: Saja Kilani (サジャ・キラニ)、Motaz Malhees (モタズ・マルフィース)、Clara Khoury (クララ・フーリ)
HP: hindrajabjp.com
『ハルバーシュタットの埋蔵金』
© 2024 ROW Pictures GmbH, zischlermann filmproduktion GmbH, Lichtblick Film- und Fernsehproduktion GmbH, ZDF, ARTE
自由と混乱が交錯する統一前夜の東ドイツを舞台に、『クリスチーネ・F』の主演や『ネレ&キャプテン 壁をこえて』の脚本などで知られる Natja Brunckhorst (ナーチャ・ブルンクホルスト) が手がけた社会派コメディ。1990年の夏、東ドイツで暮らす幼なじみのマーレン、ロベルト、フォルカーは、旧体制下で廃棄されるはずだった大量の紙幣を地下坑道で発見する。貨幣価値を失った紙幣を手にした彼らは、仲間たちと協力して物質と交換する独自の流通網を築き上げていく。西側資本主義に小さな反旗を翻すその行動は、やがて大きな冒険へと発展していく。『落下の解剖学』の Sandra Huller (ザンドラ・ヒュラー) がマーレン、『マトリックス レザレクションズ』の Max Riemelt (マックス・リーメルト) がロベルトを演じた。体制の崩壊と新たな時代の幕開けに揺れる社会を、大胆な発想とユーモアを交えて描いた本作を、スクリーンで体感してみては。
公開日: 9月4日(金)
監督: Natja Brunckhorst
出演: Sandra Huller、Max Riemelt、Ronald Zehrfeld (ロナルト・ツェアフェルト)
HP: 2to1-movie.jp
『バックルームズ』
© 2026 Backrooms Rights LLC, PC Films, LLC. All Rights Reserved.
インターネット発の都市伝説「バックルームズ」をモチーフに、ある日突然、現実世界の裏側へ迷い込んでしまった男の恐怖を描き、世界各地で社会現象を巻き起こした不条理スリラー。家具店の店主クラークは、店内にあるはずのない隙間を発見する。その先には壁の裏側へと抜け落ちるように続く、全面が黄色い壁紙の異様な空間が広がっていた。奇妙なバランスで積み上げられた無数の家具に、果てしなく続く迷路のような黄色い部屋。クラークはセラピストのメアリーにこの異様な空間について説明したものの信じてもらえず、その存在を証明するべく、記録用のビデオカメラを手に再び足を踏み入れる。16歳の時に発表した YouTube 短編動画「The Backrooms (Found Footage)」で注目を集めた映像クリエイターの Kane Parsons (ケイン・パーソンズ) が監督を務め、同短編をもとに映画化した。現実と異世界の境界が崩れていく不気味な感覚を、映像ならではの没入感で描き出す。身近な空間が一瞬にして得体の知れない場所へと変貌する恐怖を、ぜひ劇場で味わってみてはいかがだろうか。
公開日: 9月4日(金)
監督: Kane Parsons
出演: Chiwetel Ejiofor (キウェテル・イジョフォー)、Renate Reinsve (レナーテ・レインスヴェ)、Mark Duplass (マーク・デュプラス)
HP: a24jp.com/films/backrooms
『グルスポングの奇跡』
© 2023, Ballad Film, SVT, Film i Väst, Film Stockholm, Mer Film, Good Company Pictures. All rights reserved.
スウェーデンとノルウェーの国境を越えた奇跡の再会が、家族をめぐる複雑な愛憎劇へと展開していく様子をとらえたドキュメンタリー。スウェーデンに暮らす妹カーリを訪ねたノルウェー人のマイは、療養中に小さな町グルスポングで家探しを始める。そこで出会った売主の女性オーウラグは、かつて自ら命を絶った姉リータに瓜二つだった。やがて、オーウラグがマイとカーリの異母姉であり、リータの双子の姉でもあることが判明。ナチスドイツ占領下のノルウェーで引き裂かれた家族の過去と、長年封印されてきた痛ましい真実が明らかになっていく。監督は、女性の視点から社会や人間関係を見つめる短編ドキュメンタリーを多く手がけてきた Maria Fredriksson (マリア・フレデリクソン)。マイとカーリの姉妹から映画化を依頼された Maria Fredrikssonn 監督が長編初メガホンをとり、奇跡のような再会の記録が、「真実とは何か」という根源的な問いへと発展していく過程を映し出す。
公開日: 9月4日(金)
監督: Maria Fredriksson
出演: Kari Klo (カーリ・クロー)、May-Elin Storsletten (マイ=エーリン・ストーシュレットゥン)、Olaug Bakkevoll (オーウラグ・バッケボル)
HP: culturallife.co.jp/gullspangmiracle











